"Every day we are reminded of the need for a strengthened United Nations, as we face a growing array of new challenges … Seldom has the United Nations been called upon to do so much for so many. I am determined to breathe new life and inject renewed confidence into a strengthened United Nations firmly anchored in the twenty-first century, and which is effective, efficient, coherent and accountable." (Secretary-General Ban Ki-moon)
国際連合という組織は、人間同士の協調性を体現していると言える。しかし、国連創設時と比べて世界はより複雑になり、本当に今の国連が現実的に、そして有効に創設時に意図されていた機能を果たすことができているのか、という疑問が多く挙がっている。一方、かつての国際連盟の3倍もの期間存在し続けてきたことについても国連は注目されなければならず、国連の有効性はここに表れていると言える。しかし、アナン前事務総長によると、「国際社会が国連に求める仕事をよりこなすためには国連組織の大幅な改革が必要」なのである。
国連の改革は、無数のレベルにおける多くのアクターに影響を及ぼし、たくさんの複雑なプロセスを要する。国連改革の議論は国連創設直後からなされ、国連内部の意思決定プロセス、国連の主機能である平和維持、また開発の分野や人道問題の分野など、国連の関わるほぼ全ての側面から様々な改革のアプローチが試みられてきた。今回の模擬会議では、実際の議論ではなされていないアプローチ、人権の促進と保護という観点から国連改革に迫ってみる。人権とは一体何なのか、国連の中で人権はどのように扱われ、どのように運用化されていったのかを理解し、自国の国益に基づいてどのように変えていくべきなのかを考えて、主張してもらいたく思う。
また、議題の幅の広さと複雑さに対して各大使へのサポートの必要性と、各大使がどのようにして国益を追求しているかを把握する必要があるために、この会議では副議長を2人設置した。さらに、会議前の事前交渉は行わず、その期間をフロントによる各大使からの相談受付、意見集約のために使用する。そして、会議前・会議中・会議後を通してフロントは各大使が何を国益と設定し、それを達成するためにどのような会議戦略を練り、そしてそれの達成度を把握し、それらを総合的に判断したうえで各アワードを授与する。各大使は基本的に「国益」のみを考えて行動してもらいたい。
上に書いたとおり、国連改革という議題は広範にわたり、複雑である。その上具体的かつ現実的な国益を設定し、それを達成するための会議戦略を実行する事は非常に困難である。普段の会議とは違う会議を体験してみたい人、純粋に国益の達成度のみで評価される会議で自分を試したい人など、大使としての自信を持ち、かつ意欲旺盛な人の応募を待ちたい。
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