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事務総長挨拶


第12回模擬国連会議関西大会 事務総長を務める神戸大学3年、仲野謙心と申します。第12回大会。過去11回に渡って行われてきた関西大会を、多くの方々の協力を得て今年も開催させて頂くこととなりました。素晴らしい過去の大会に劣らぬよう、スタッフ一同日々全力で大会準備を行っております。


さて、この場をお借りして、今年の大会コンセプトについて説明したいと思います。


模擬国連活動の特徴はまさに、参加者一人一人が大使の役割を演じることにあります。それはつまり、この活動の成立の鍵が会議や企画といった私たち運営側が提供するサービスを単に皆様が消費するという行為の中にではなく、参加者となる皆様が思考を巡らし、行動し問題に取り組むという主体性の中に存在するということです。


そして模擬国連活動をこのようなものだと捉えた場合、私たちが大会のゴールを設定することはできません。しかし、私たち運営側が全力で用意する大会に、聡明な皆様の力が加わってどのような相乗効果が起きるのかを見てみたい、どのようなものが創造されうるのかを見てみたいという思をこめて、Developという今年の大会コンセプトを設定致しました。私たちが普段「開発」や「発展」といった意味合いで使うこの単語の語源には、「何かが徐々に外に向かって展開していく、生成されていく」といったニュアンスが込められています。私たちがあらかじめ大会や活動の価値を用意するのではなく、皆様と共に取り組んでいけるような、そしてその過程で浮かび上がってくるものを大事に出来るような大会にしたいと思っております。


それは、上手な交渉や議論をはじめとしたコミュニケーションの方法かもしれませんし、実践を利用した国際問題のより深い理解かもしれませんし、はたまた様々な人との出会いかもしれません。このような、様々な可能性を秘めた一国の大使という役割を、この夏関西大会で担ってみてはいかがでしょうか。皆様のご参加を心よりお待ちしております。


第12回模擬国連会議関西大会 事務総長
神戸大学国際文化学部3年 仲野 謙心