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模擬国連の有用性

模擬国連活動によって養うことのできる能力は複数存在し、社会で生きていく上で有効な力となりうるものも多数あります。したがって人材育成という観点からみても非常に有用ではないかと私たちは考えています。以下その有用性をポイント別にまとめました。

相互理解と多角的視点
模擬国連活動はディベートと違って、意見の異なる相手を論破し勝ち負けを決めることが目的ではありません。互いに向き合って交渉することで、人の話を聞き、理解しようとする姿勢が身に付き、コミュニケーション能力を向上させることができます。また、世界の国々はそれぞれに異なる政策・考え方をもっています。会議を通してそれらを知ることで新しい視点を発見することができ、主観的でなく客観的に国際問題への理解を深めることができます。それにより、様々な物事に対し多角的視点から検討する姿勢が培われます。
論理的思考と問題分析能力
論理的に物事を考えることは模擬国連活動において不可欠な要素です。担当国の政策立案はもちろん、それを誰かに伝えるときや交渉の際にも論理的でなければ相手に納得してもらえないため、論理的思考や論理的説明能力が鍛えられます。また、会議において中身のある議論をするためには、議題となっている問題の本質を見極めなければなりません。原因を探り、解決策を模索することで、問題への取り組み方を学ぶことができます。
プレゼンテーション能力
会議中に行われる公式スピーチでは、大人数の前で自国の立場を正確に伝える必要があります。また、英語を用いて会議を行う場合が多くあるため、語学力の向上も期待されます。さらに使用言語が何であっても、いかに相手に自国の考えを伝えるかが重要となってくることから、模擬国連活動はプレゼンテーションのトレーニングになります。