価値観が多様化し、様々な意見が認められる現代。だからこそ、ひとりひとりがそれぞれの理想を実現させるチャンスも広がっています。
これからは豊かな国際感覚・柔軟な問題解決力・タフな行動力などを持ち、それを発揮できる人材が、自分の個性を最大限に輝かせ、社会で活躍していくでしょう。
模擬国連は、個性を光らせるのに必要なそれらの能力を磨いていくツールになるといえます。
徐々に模擬国連活動が普及しているのは、社会もまた、みなさんにそれを求めている証といえるかもしれません。
それをふまえて、この「関西大会が果たすべき役割」を、大会コンセプトに直球で表現しました。
「成長実感」
自分に前向きな変化をもたらすことが「成長」ならば、模擬国連をはじめさまざまな場面で得られる知識やスキル、出会い、楽しさや喜びも、すべて「成長」の芽となります。
しかし、目に見えない成長を確かに感じとる機会は、ずっと少ないのではないでしょうか。
今大会でみなさんは、さまざまな「成長」のチャンスに満ちた会議・企画から、自分が望む「成長」を得られる舞台に参加します。
大会中の成長を「実感」するために、自分にできたこと・できなかったことを見直し評価する企画も設けています。
成長に向かう自分の努力の過程を振り返ったとき、はじめて私たちは成長を「実感」することができるからです。
実感した新しい自分は、再び「成長」への原点となります。そして、次の「成長」と自分の理想にもっとも方向性のあった道を見つけることができるのです。
実感ある成長こそ、これからの世界で生きていくための最高のステップ。
関西大会をその場にしたいというのが、シンプルな四字に込めた私たちの思いです。
この思いがみなさんにも伝わり、これからのみなさんの糧となるであろう最高の関西大会が実現することを願ってやみません。
<”Request Re-Question”>
Request Re-Question、これは参加者へのメッセージです。
「成長実感」するためには、何をすべきなのか。
それは、何度も自分に問い続けること―すなわち、Request Re-Questionです。
今の自分は、どうか。変わるために、どんな成長をしたいのか。
それは、どうしたら達成できるのか。
全て終わったとき、本当に成長できたのか。この先は、どんな成長を目指すのか。
私たちは、みなさんが自らの成長と理想を問い続けるためのサポートを欠かしません。大会期間中、会議や企画、どの場面でもその機会を用意します。
Request Re-Questionを心に刻み、成長と実感を繰り返していくことで、ここでの経験がこれからの模擬国連活動やみなさんの人生の確かな礎になると信じています。
第14回模擬国連会議関西大会運営事務局一同
第14回模擬国連会議関西大会、そこは成長を感じる場所です。
関西大会も今年で14回目を迎え、日本模擬国連の夏の風物詩となりました。本大会の発展に関わったすべての皆様にこの場を借りて感謝申し上げます。
そして今大会も様々な助けをいただきながら、無事開催の運びとなりましたこと、心から嬉しく思います。
関西大会には、全国大会でしか味わうことのできない魅力が多くあります。
まず、実際に国際会議が開かれる神戸国際会議場を使用し、臨場感と緊張感の中で模擬国連会議に取り組むことができます。
また、趣向が凝らされた会議設計の下で、個性とバラエティーに富んだ6つの国際問題から、参加者の皆様の関心や問題意識が高いものを選ぶことができます。
さらに、全国から200名を超える参加者が集まり、多くの価値観と出会うことができます。
今大会は、そこに「成長実感」という大会テーマを掲げました。
皆様には大会を通じて、学生としてさまざまな面で成長し、そしてその成長をしっかりと感じとってもらいたいと考えています。
そのために私たち運営事務局は、会議を含むすべての企画に成長のきっかけを準備し、そしてその成長を実感するための企画も用意する予定です。
「成長」のみならず、その「実感」をすることで、参加者の皆様がそれぞれの人生に向かってステップアップできるような大会を目指しています。
皆様があらゆる面において満足できるような大会になるよう、今後も運営事務局一同努力してまいります。
暑い夏に、熱い議論をかわす皆様にお会いできることを心より楽しみにしております。
第14回模擬国連会議関西大会
池田 健介
日本模擬国連京都研究会所属/立命館大学 国際関係学部3年