会議概要

議題

Preventing corrupted practice and recovering stolen assets政治腐敗の予防と対応

会議設定

設定会議第69会期国際連合総会第三委員会
募集人数 38名(一部ペアデリゲイツあり)
会議監督荒木伸哉 (大阪大学経済学部3年)
議長落合亮太 (立命館大学国際関係学部3年)
秘書官津坂美貴 (早稲田大学国際教養学部3年)
報道官田部井麻名(獨協大学法学部3年)
使用言語英語・日本語/日本語/英語
(公式/非公式/決議)

 

広報ビラ

SOCHUMの広報ビラはこちらからご覧ください。

 

 

国割

〇:日本語資料あり
△:英語資料あり

国名

Australia ○                                  ※資料豊富

Brazil ○                                     ※資料豊富

China ○

Colombia ○                                    ※癖あり

Democratic People’s Republic of Korea△ ※資料少。チャレンジャー募集

Denmark △

Egypt △

France ○

Germany ○

India △

Italy △

Japan ○                                     ※資料豊富

Kazakhstan △                       ※資料少。チャレンジャー募集

Kenya ○

Liberia △

Libya △                           ※資料少。チャレンジャー募集

Mexico ○                                    ※資料豊富

Myanmar ○

Nigeria △                         ※資料少。チャレンジャー募集

Poland △

Republic of Korea △

Russian Federation △

Rwanda △

Saudi Arabia

Singapore △

South Africa ○                                ※資料豊富

Spain △

Switzerland △

Thailand ○                          ※ペアデリ

Tunisia △

Turkey △

United Arab Emirates △

United Kingdom ○                        ※ペアデリ、最重要国

United States of America ○                 ※ペアデリ、最重要国

Venezuela ○                                    ※癖あり

 

 

議題概要

議題背景

「正義」とは何か?
政治の裏にはどのような意図があるだろうか?


トランスペアレンシー・インターナショナル(TI)という国際NGOが毎年発表している「腐敗認識指数」という指標があります。この指標によると、世界の3分の2以上の国で相当程度の政治腐敗(=賄賂などが横行している状態)が認識されているという事実が示されています。 政治腐敗は政治の本来の目的である「公共的利益の実現」を侵害するものであり、持続的発展や法の支配などを危うくする要因として、あらゆる社会・経済に影響を及ぼしかねない国際的な問題にもなっています。

しかしながら、その対策はまだ不十分です。特にアフリカ地域や中東地域の情勢が不安定な国々では腐敗した政治が横行し、警察官が貧しい市民からの賄賂を強要して収入の足しにしていることも往々にしてあるそうです。 2011年、チュニジアで若者が警察へのわいろを拒み焼身自殺をした事件は「アラブの春」の発端ともなりました。 これは途上国だけの問題ではなく、先進国と途上国が協調する必要がありますが、法制度の違いなどからなかなか協調できないのが現状です。


会議作成理由

人間には誰しも「表の顔」と「裏の顔」があって、僕たちにも人に言えないようなことが一つ二つはあると思います。それは政治家や国際機関の職員にも言えることであって、彼らが仕事をこなしていく中では綺麗事だけではやっていけない場面があるはずです。

それならば、人間の「裏の顔」もまた世界を動かしてはいないでしょうか?
「表の顔」は果たして正義なのでしょうか?

このような哲学的な問題を参加者と一緒に考えてみたいと思い、政治腐敗についての議題を設定しました。

参考文献・URL

腐敗認識指数マップ2013 (PDFで開きます)

会議テーマ

テーマ:「Get emancipation~枷を外す~」


キーワード:論理立てて理解する力、会議に貢献する力、相手の納得を得るための伝える力、「思いこみ」から脱却し、相手の価値観を尊重できる冷静さ


模擬国連に限ったことではないのですが、議論の場において自分の意見をむやみに正しいと思いこむのは禁物です。議論というものは、自分の意見を持ちつつも相手の意見を聞き入れることで、一人で考えているだけでは見出すことのできなかった意見にたどり着くことに意義があると思います。 このように言葉でいうのは簡単なのですが、自分の意見にこだわりを持たないということは案外難しいものです。

僕はこれまでの生活や模擬国連会議の中で、「自分の意見が絶対正しい」と思っていると見受けられる人と出会ったこともありました。そのような人は自分の意見を主張することしかしません。相手の意見が的を射ていたとしても、 自分の価値基準に照らし合わせて間違っているという理由でその意見を非難するということが往々にしてあります。これでは上述のような有意義な議論ができていないのではないか、と僕は感じています。

僕は参加者の皆さんに、一歩引いた視点から自分の意見でさえも客観的に見て、各々の意見を尊重することができるようになってもらいたいと思います。それが既にできるという人は、会議の中で存分に発揮して議論を有意義なものにしてもらえればと思います。

例えば「殺人は罪である」ことは正しいかどうかを考えてみてください。答えはありません。答えのないことでも自分なりに考えることは楽しいと思いますよ。


会議監督からのメッセージ

こんにちは、会議監督を務める荒木です。
僕は模擬国連に取り組む中で、会議テーマに掲げたような問題意識を持ってきました。
実は「正しい」とか「正しくない」とかについて考えることは、論理的に相手の意見を聞く力や、相手に納得してもらえるような形で自分の意見を伝える力につながると思っています。
このような力は社会に出てから、そして実生活にも役立つ力であると考えています。
「聞く力」、「伝える力」をつけたい、そしてそのために努力を惜しまない人にぜひ、この会議に参加してもらいたいです。

会議監督紹介

荒木 伸哉(あらき しんや)
京都府京都市出身。大阪大学経済学部経済・経営学科3回生、神戸研究会老メン。
今年度から所属するゼミでは経済学の中でも人間学、哲学に焦点を当てた分野を学んでいる。現在は経済よりもむしろ国際政治に興味があり、他学部の授業をとったりしている。
ASIAN KUNG-FU GENERATION(通称アジカン)というバンドが好きで、iTunesで再生回数を確認したところ8割方アジカンの曲を聴いていたことが判明して、自分でもびっくりしている。
PC: aynish4695@gmail.com

 

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ディレクにとってのもぎこくライフ

 

①模擬国連を始めたきっかけはなんですか?
大学の新歓祭で神戸研究会のブースの雰囲気がよすぎて3時間ほど居座ってしまい、その責任をとって入ったのがきっかけです。それまで模擬国連なんて聞いたことありませんでした。

 

②今までに参加した中でも印象に残っている会議と、その理由を教えてください。
やはり自分がディレクターを務めた昨年の神戸研究会後期会議でしょうか。DRがポシャりましたからね、印象に残っています。みなさんルールはしっかり確認して守りましょう。

 

③個人的に関心が高い議題やジャンルはなんですか?
麻薬、人身売買、武器貿易、マネーロンダリング、政治腐敗、越境組織犯罪、などなど。ここら辺です。国連風にいうとcrime prevention and criminal justice 犯罪防止・刑事司法の分野ですね。

 

④あなたが経験した、模擬国連における「成長」とは?
(この質問は「自分のいいところはどこですか?」的なトラップだとは思うのですが、)あえて言うなれば、人の心を動かすということがなんとなーく分かってきたかと思います。

 

⑤模擬国連をやっていてよかったなと思うことと後悔したこと(笑)を教えてください。
様々な人に出会えたことが一番大きいですね。頭おかしいんちゃうかっていうぐらい面白い人とも出会えましたし、尊敬できる素晴らしい先輩や同期、後輩にも恵まれていると思います。


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今大会について

 

⑥今回、会議監督をやろうと思った理由はなんですか?
上にも書きましたが、僕は昨年、神戸研究会の後期会議で会議監督を務めていました。後期会議は正直なところうまくいかなかった部分が多かったのですが、その経験を活かして会議構成をまた一から練ってみたかったからです。

 

⑦会議作りでいちばん楽しいことと苦労することを教えてください。
ふとしたときに会議構成についてのアイデアが思い浮かぶことがあり、それを膨らまして形にしていくのが楽しいです。
苦労することは、議長である落合の家に泊まり込むときにどうしてもお酒が入ってしまうので、会議構成どころじゃなくなることですかね。

 

⑧大会期間中でいちばん楽しみなことや期待することはなんですか?
会議では、デリが面白いスピーチしてくれるのを楽しみにしています。会議以外では、やはり部屋飲み…だけじゃなくて、レセプションや観光企画がとても楽しみです。何でも今年は関西事務局が企画を担当しているとか。期待大ですね(ニッコリ

 

⑨自分のフロントを一言で表してみてください!
international これですね。議長はシンガポール育ちのクオーター、セクはイギリスに留学、プレスはローマの模擬国連大会に出場と、そうそうたるメンツ。会議監督は国内にとどまりながら海外の風を感じることができてうらやm(ry、嬉しいです。

 

⑩最後に、今大会への意気込みをどうぞ!

一応2年は模擬国連を続けているので、その経験の中で培ってきたものを次の世代に還元できるように参加者の皆さんとコミュニケーションをとっていきたいです。


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他己紹介

★フロントのみなさん一人ずつお願いします!

 

【議長】落合 亮太(おちあい りょうた)
シンガポール出身 立命館大学国際関係学部3年生、京都研究会老メン

 

【秘書官】津坂 美貴(つさか みき)
愛知県出身 早稲田大学国際教養学部国際教養学科3年、早稲田研究会老メン

 

【報道官】田部井 麻名(たべい まな)
東京都出身 獨協大学法学部国際関係法学科3年、四谷研究会老メン

 

①あなたから見て、ディレクはどんな人ですか??

色々なところで話が合う(酒、飯、生活、音楽、アニメ、会議構想、会議行動、家電)人で、信頼しないところはしないで、するところはすることができる人なら信頼できる人。普段静かだけど、乗る時はかなり乗ってくる。(落合)

説明が分かりやすくて、上手に言葉を選べるところに感心します。(津坂)

まだ直接会ったことはないのですが、Skypeミートでひたすらクッキーをクリックしまくっているところを見るとかなりの集中力の持ち主のようです。また、ディレクにふさわしい柔軟さと大きな器を持っている方だと思います。(田部井)

 

②大会への意気込みや、参加者へ一言!

この会議は、落合と荒木の趣味100%で作られている会議です。この趣味が理解できる人、できそうな人、理解してみたいと思う変人さんたちを待っています!僕はこの議長が終わった後に、1年ほどドイツに交換留学しに行くので最後の会議になると思います。ですので会議内外でいっぱい楽しみましょう! Aufwiedersehen!(落合)

参加者の皆さんにお会いできるのを本当に本当に楽しみにしています。初めてのフロントですが、精一杯頑張りますのでよろしくお願いします。(津坂)

今年度は3つの全国大会に直接関わらせていただき、沢山の優秀なもぎこっかーに出会い、大いに勉強させてもらっていますので、こういったご恩を忘れず、参加者の皆さんに活字体の提供を通じて奉公させていただく所存でございます。何卒ご指南くださりますようお願い申し上げます。(田部井)

国選びのポイント

政治腐敗の参考図

図は、横軸に腐敗認識指数(CPI)、縦軸に贈収賄法に適用される刑罰の厳しさを1~10の指数値で表したものを当てはめて、各国のスタンスを示したものです。CPIは各国においてどれほど腐敗行為が認識されているかを表した値であり、0~100の指数値で表されるものです。100に近いほど腐敗が認識されていない=クリーンな国ということになります。刑罰の厳しさは懲役刑の長さや罰金の多さ、死刑の有無などを考慮しています。各国が贈収賄を主とした腐敗行為に関して厳しいのか否かがある程度把握できると思いますので、ぜひ参考にしてください。

 

背景

基本的に、上の図の近くにいる国同士は境遇が似ているので意見が近いと考えてもらって構いません。
それ以外では、米国と中南米諸国とのつながり、英国を除くヨーロッパ諸国のつながり、アフリカ諸国のつながり、などのつながりがあり、これらをもとにグルーピングできるかもしれません。

 

こんな人におすすめ!

国名(グループ名)

その条件

米国・英国

重要なアクターとなる国をやりたい人 ※ペアデリ

オーストラリア・南ア・シンガポールなど

国際社会の主流(=米国・英国)に乗っかりたい人

独・仏などヨーロッパ大陸の国

米国・英国という主流の対抗軸となる国をやりたい人

ロシア

独自のスタンスを取りたい人

中国・タイ・エジプト・北朝鮮など

死刑・終身刑・強制労働など刑罰の厳しさを非難される立場に回りたい人

CPIが低い国

体制を非難される立場に回りたい人