会議概要

議題

Designing of Integrated Peacebuilding Strategy in United Nations Multidimensional Integrated Stabilization Mission in the Central Republic of Africa中央アフリカ多面的統合安定化ミッションにおける平和構築戦略の枠組み策定

会議設定

設定会議平和構築委員会2016年次会合
募集人数 25名
会議監督佐々木勇太 (東京外国語大学国際社会学部3年)
議長金子暁 (早稲田大学政治経済学部2年)
秘書官古宮あゆみ (神戸市外国語大学外国語学部3年)
報道官吉川健杜 (東京外国語大学国際社会学部3年)
使用言語日本語/日本語/日本語
(公式/非公式/決議)

国割

国名

Argentina

Bangladesh

Cambodia

Canada

Chad

China

Democratic Republic of Congo

Egypt

Ethiopia

France

Germany

Haiti

India

Indonesia

Japan

Nepal

Nigeria

Pakistan

Russian Federation

Sierra Leone

South Sudan

Spain

Sweden

United Kingdom

United States of America

 

 

議題概要

議題背景

 二度の世界大戦を終え、人類は世界平和を誓いました。それが形となったものの一つが国際連合だと言えるでしょう。今でこそ国連は多種多様な国際問題を取り扱う場になっていますが、その設立の中核に据えられているのは国際社会における狭義での集団安全保障体制であることを忘れてはなりません。
 では現代の国際社会はどのような状況にあるのでしょうか。確かに主権国家間の「戦争」は非常に勃発しにくい状態には抑えられています。しかし、現在でも世界はたくさんの紛争で溢れています。アフリカの民族紛争も然り、中東の宗教紛争も然り、そして非国家主体による暴力的主張も然りです。争いと闘争だらけなのです。ただ、これらの紛争を否定してはいけません。紛争がなくなることはありません。なぜなら私たちが人間であるからです。私たちが人間である限り、私たちは紛争と付き合っていく必要があるのです。それが「社会」に属する人間の責任であるし、必須事項なのだと考えています。
 さて、紛争と聞くと、多くの方はアフリカや中東を思い浮かべるかもしれません。実際に今回の議題もそうですし、決して間違っていません。しかし、皆さんも日常的に紛争を引き起こし、巻き込まれていることを意識できているでしょうか。おもちゃを取り合う子供、自分の陰口を思わず聞いてしまった人、電車で肘を当てられた人、自分の好きなものや趣味を否定された人。これらは全て「小さな紛争」の始まりです。平和構築における鍵はこれらがなぜアフリカのような大規模な悲惨な紛争に発展しないのか、という差異の洗い出しだと思っています。法律・秩序・治安・社会基盤・経済といったあらゆる要素が日本と紛争当事国では異なります。「なんで宗教が違うだけ殺しあうのかねえ」「先進国の勝手な線引きのせいで民族が・・・」「同じ国の中でバカだねえ」そういった声を度々聞きますが、本当にそうでしょうか。我が国日本の法律を取り除き、秩序を取り払い、治安維持機構を停止させ、社会基盤を消失させ、経済構造の被搾取層に位置付けられた時に、自分の大好きなアイドルをけなした人間を小銃で蜂の巣にする日本人がいないと、断言できるのでしょうか。(なぜ私がわざわざ例で「アイドル」を出したのかも考えてみると面白いかもしれません)
 なぜこのような話をするのかというと、「平和構築」という言葉がしばしば誤って解釈されるからです。平和構築=軍事介入ではありません。もちろん広義の平和構築においてそのようなプロセスを踏むことはありますが、平和構築はどちらかというと、紛争の平定後の、国家機能回復を目的とした概念なのです。言うなれば、イメージされがちな本格的な戦闘を「大きな紛争」とするならば、今回はそのあとの「小さな紛争」に焦点を向ける必要が出てくる議題になります。

会議作成理由

 真摯に社会科学に向き合って頭を使う会議を作りたかった、というのが簡潔な理由かもしれません。私はこの会議を「ゲーム性」のあるものにしようと思って会議作成をしていません。自分が生まれた時から自然と属している「社会」とは何なのか?国家や人間と紛争の間にはどんな関係があるのか?そのような社会科学の根本を問いなおす機会を作り、自分自身でも考えたい、というのが理由です。

参考文献・URL

http://www.un.org/en/peacebuilding/index.asp
平和構築委員会のHPです。一応貼りますが、リサーチには使えません。ただ平和構築委員会に対しての理解を深めるなら使えます。
http://www.un.org/en/peacekeeping/resources/statistics/factsheet.shtml
PKOのページですが、各国がどのような貢献をしているか、現在国連が展開している作戦とその概要と予算が見られます。

会議テーマ

テーマ:「0から1へ 」


 みなさんもお持ちのスマホ、PCはどれも実に多機能ですよね。私なんかが繋げる回路なんか、乾電池+スイッチ+豆電球でパチパチやって豆電球が付いた!ってレベルまでです。私たちの周りの電子機器はこれを数万倍(適当です、わかりません笑)複雑化したものを組み合わせているのです。
・・・・何が言いたいんだ??というあなたの顔が見えるようです。まあまあ、もうしばらくお付き合いください。さて、先ほどの複雑な電子機器ですが、どんな高度なものでも二進数のプログラムを使用していることはご存知でしょうか。二進数とは0と1を組み合わせて作られる数列のことです。つまり、複雑なPCやスマホもそのプログラムをもっとも原始的な形で可視化すると、無数の0と1の組み合わせになるのです。ではなぜ「1と2」ではなく、「0と1」なのでしょうか。
 これは今回のコンセプトでもある「無」と「有」が答えです。もし人のあることに対する経験を0から10の11段階に分けるのであれば、私は1→2の伸びよりも、0→1の方の伸びを「成長」と考えています。なぜなら前者は双方とも「有」のまま変化はありませんが、後者は「無」だったものが「有」に変わるからです。プログラムにとっても、1から先のどんな数字よりも、0という無の方が圧倒的な違いを有しているのではないでしょうか。
 0からいくら1のことを考えても実際に1に行かなければ机上の空論です。今回の会議では、会議の中での一部の参加者にかたよって見られる行動(主張、動議、反論、ファシリテーションや提案)の経験が「0」の人を対象としています。そしてそれらを「1」に押し上げることでそのあとの成長のきっかけを作ることをコンセプトとしています。「まずはごちゃごちゃ言わずにやってみろ」というのが的を射た表現ではないでしょうか。
 言い換えると、必然的に「会議慣れしている人」、「アワード乱獲者(笑)」は対象外となります。加えて、先述したように、今回の会議は「思考」に大きな重きを置いています。よって、模擬国連ならではの「交渉」や「駆け引き」を期待する方も満足の得られる会議にはならないでしょう。無論、この会議も国際会議のシミュレーションなので、ある程度の衝突や交渉は必要にはなると思いますが、大きな対立軸があったり勝ち負けが結果でわかるような会議にはならないことが予想されます。
 さて、このように説明すると「初心者向け」と解釈されるので最後に注意を書きます。「初心者向けの会議である」ということは間違っていません。フロント一同もそのつもりで会議を設計しています。ただし、勘違いしてほしくないのはこれが「初心者向けの重い会議である」ということです。軽い気持ちで会議に参加することを決定する人もいると思います。私もそうでしたし、否定しません。ただしこの会議はそのような軽い気持ちで参加してもらうと困ります。この会議の準備は途方もない量になりますし、圧力もこちらからかけていきます。「よく分かんねーけどとりあえず初心者向けのやつにしとくか」レベルではやっていけません。参加は控えてください。逆に「前期会議ちゃんとリサーチしたのに、何もできなかった・・・」「準備した分ちゃんと活躍できるようになりたい」「なんかただの数のゲームじゃなくて頭を使った議論がしたいな」といった方は喜んで歓迎します。自分の目標を再確認して覚悟が決まったら応募してください。お待ちしております。

会議監督からのメッセージ

【会議概要】(変更の可能性あり)
会議は二つのパートに分かれています。前半は少人数のグループに分かれて政策の精査を交渉と同時並行で行ってもらいます。後半は通常の会議のように全体議論を中心に前半に練った政策の採択を目指します。

【参加をオススメする人】
・ 政策立案に興味がある人
・ 紛争や平和構築に興味がある人
・ 論理的思考力を鍛えたい人
・ 議論そのものを楽しみたい人
・ しっかりと準備できる人

【参加をオススメしない人】
・ バチバチとした対立構造が欲しい人
・ 明確な勝ち負けを求める人
・ 議場を自分のものにしようとする人(いい意味ですよ)
・ 正直リサーチあんまできない人
・ 成長の機会というよりは娯楽として模擬国連を捉えている人

なんか聞きたいことがあったらご自由にFB(佐々木勇太/ Yuta Sasaki)かfrankfox.sasevo@gmail.comまでどうぞ。面識なくても全然おけいです。

キーワード:成長、経験、人間と社会、社会科学、思考と議論、紛争、平和構築


会議監督紹介

佐々木 勇太(ささき ゆうた)
趣味は・・・電子機器を買い揃えることですね笑。そこまで絶対必要ないのにPCにはモニターが3台あるし、アップル製品は一通り持ってるし・・・って感じですね。あと割と考えることも好きです。何か生産的なことを考えるというよりも思想に耽るといった感じです。大学では平和構築を学んでいます。一二年生の時は中国語をやっていましたが、自分には向きませんでした。二度とやりません。そんな意味で外大生あるまじき発言が多いです笑。
今は特に安全保障や紛争解決に興味があってその手の資料を読み漁っています。

 

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ディレクにとってのもぎこくとは?

①模擬国連を始めたきっかけはなんですか?
きっかけは今となってはよく覚えていませんが、大学に入るまで模擬国連の「も」の字も知りませんでした。取り合えず文科系にしようとは決めていたので、名前のかっこいい模擬国連を見に行った、ということはよく覚えています。

 

②印象に残っている会議と、その理由を教えてください。
 どの会議も鮮明に思い出せるほど印象深いですが・・・強いていうならばやはり2015年度全日本大会の「再設計会議」でしょうか。この会議を作る時に意識したところも多いと思います。この会議は自分にとっての模擬国連に大きな変革をもたらしました。ただプレゼンスを発揮する、他者を扇動する、そんな会議ではなくて、知識と知識をぶつけ合う、議論を丁寧に重ねて成果文書を作っていく過程を踏んだ「再設計会議」は私にとって衝撃的でした。ゲームとしての模擬国連は確かに楽しいですが、そこから自分が成長できる要素はどれほどあるのか、非常に疑問に思っていたのです。アワードも結局イメージの域を出ないし、大してリサーチや思考もしていない人間が達者な口でアワードを受け取っているのを見て幻滅していたのです。議論を一番多く楽しめた会議だったと思います。

 

③個人的に関心が高い議題やジャンルはなんですか?
平和構築・安全保障・自衛隊・第9条・東アジア・PKO・軍縮・小型武器・兵器管理・政治哲学などなど。
関心事の中核にあるのは「人間」と「社会」でしょうか。文系の鏡みたいな答えですね笑

 

④あなたにとって模擬国連の意義とは?
模擬国連の意義は機会です。こんな機会めったにありません。学生が主権国家になりきって交渉する、その過程で多くのことを学ぶことができます。ただのその学びがシミュレーションによって生まれるものに偏っており、その中身(議題)自体に対して大したアプローチができていないことが残念ですね。
今回の会議ではむしろ中身(議題)についてうんうんと頭を使ってもらう会議になると思います。

 

⑤模擬国連をやっててよかったことは何ですか?
全てです。若干引かれそうですが、模擬国連は私の人生を少なからず狂わせました。私はこんなに意識の高い学生ではなかったし、社会問題になんか興味もなかったし、人前で話すのも不得意でした。そんな私が今のようになっているのは模擬国連のせいだとしか言えません。充実した大学生活を送るにあたって学びの中核に来る活動でした。残念ながら東京外国語大学は言語に偏重しているので・・・・苦笑

 

⑥模擬国連における、あなたの「自求自足」な経験を教えてください!
何も知らない人に物事を説明することだと思います。
自分の頭の中では色々考えているのに、いざ相手に伝えるとなるとなんか堅くなって(しかも長くなって)分かりにくくなるのが自分の中の問題意識でした。自分の考えていることを伝えるって実はとっても難しいことです。だからと言って二次情報の量を増やすと混乱を招きます。教える側の立場に立つことの多かった去年で意識したつもりですが、まだまだ精進したいですね。

 

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今大会について

 

①この議題で会議を作ろうと思った理由を教えてください。
私自身が関心のある議題だったからでしょう。
紛争は一見僕らとは無関係な事象なように見えますが、実はそうではない。平和は僕らにとって当然のことだが、その実態は本当に平和なのか。人間と社会を深く考える機会となると思います。加えて、政策立案の余地が大いに残っているというのもあります。
 ちなみに最近日本の平和構築ワールドに足をつっこみ、いよいよ本格的に将来にも影響を与えるかもしれないなという覚悟で平和構築を勉強しています苦笑。

 

②会議を作るにあたってこだわったことはありますか?
「参加者の成長」です。参加者には多くの思考が必要とされるでしょうが、それに応えてくれる方には成長を約束します。参加者には政策を必ず立案してきてもらいます。この会議でこだわったことは「思考」と「議論」でしょう。明らかに一般的な模擬国連会議とは異なるものとなりますが、ここで得た「学び」は一般的な模擬国連にも必ず役に立つと思います。ここでいう成長は、私の理想としたもぎこっかー像である「思考で引っ張る大使」を基盤としています。模擬国連で活躍するのに少なからず必要な「プレゼンス」、それを形だけで勝ち取るのではなく、思考の末に生まれた「本当の主張したいこと」の形として現れる発信力、そんな大使です。

 

③今大会での楽しみは何ですか?
みなさんの持ってくる政策を拝見することです。私自身政策を幾つか用意していますが、どうしても自分では自分の思考の殻はやぶりにくいものです。参加者の政策を見て吸収することが楽しみですね。

 

④フロントを一言で表すと?
なんでしょうね、一言で表すと「中和のとれたフロント」だと思いますね。会議監督や報道官が醸し出す「老いたオーラ」を議長と秘書官がふっとばしてくれるでしょう。怖い人間はちょいちょいいますが、こわいフロントにはならないようになっているのでご安心ください笑。

 

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他己紹介

★各フロントメンバーから…

①ディレクの印象

眠そうで何考えてるのか分かんなそうだなぁというのが一言も話さなかった頃の印象です。笑 今は…話していて楽しいし、すごくいろいろなことを学ばせて頂いているので、いわば「お兄ちゃん」でしょうか。(金子)
返信がおそい。あと主専の中国語の単位をよく落としてるイメージ笑(吉川)
最初は、すごく丁寧な方だなという印象を受けました。すっごく丁寧なのに、いろんな人からササさんは返信が遅いって聞くので、そのギャップが面白かったです(笑) 今はとても話しやすくて楽しい人だなあと思っております~(古宮)

 

②大会への意気込みや、参加者へ一言!

「どうやって準備すればいいんだろう」「政策立案っていうけれど、実際どうすればいいのか分からない」「準備したはずなのに、うまくいかなかった」…そういう感情を抱いたことのあるみなさんのための会議です。壁を越えるのは簡単なことではないでしょう。それを理解してなお、その先の景色を見たいと望む方の参加をお待ちしています。もちろん、サポート体制は万全ですよ!!(金子)

意気込み:はやくあの立派なホテルに泊まりたいです!
メッセージ:払った金の元を取ってやる!って意気込みで参加すると気合入りますよ。(吉川)
会議選び、いろいろと迷うかと思いますが、自分が一番わくわくするものに挑戦することをおすすめします。みなさんとお会いできることを楽しみにしています^^(古宮)

 

国選びのポイント

今回は組織委員会という議場で、言うなれば平和構築委員会の方向性を話し合う場です。
参加国はそれぞれ理由があって選ばれています。そして当然ですがそれぞれの国家には、平和構築に対して違った見方があります。

安全保障理事会枠:米国、英国、フランス、中国、ロシア、アンゴラ、マレーシア
→基本的に常任理事国は金も人もあります。そんな常任理事国がわざわざ国連の名の下、作戦を展開しなければいけない理由はなんでしょう?国連という枠の中で派遣されると、自国の意図通りというわけにはいきません。平和構築に関しては、常任理事国は消極的な立場を取っていることが主です。金も人もあるなら自分たちで決めて作戦を実行したほうがいいですからね。

経済社会理事会枠:インドネシア、ネパール、エチオピア
→平和構築に関わる予算を批判的に見る立場をとる国家が多いです。

予算貢献枠:日本、カナダ、スペイン、スウェーデン、ドイツ
→名前の示す通り、平和構築委員会の予算に貢献をしている5カ国です。資金提供者というわけですね。立場的には国連による平和構築を支持することで国際的評価を得たいが、国内事情やリスクが原因で人材は派遣できない国家が多いです。

人材貢献枠:バングラデシュ、エジプト、インド、ナイジェリア、パキスタン
→名前の示す通り、国連の展開しているPKO活動に人員を多く提供している国家です。予算枠の国家とは違い、紛争当事国が多いのは当然でしょう。つまりこれらの国家にとってこの人材を提供しているのは国際的評価云々よりもまずはそもそもの問題解決が考えられるわけですね。

総会枠:コンゴ民主共和国、南スーダン、カンボジア、ハイチ、シエラレオネ
→総会、つまり196カ国から任意で選ばれる国家です。よって枠として統合された国益や追求事項があるわけではありません。

こんな人におすすめ!

グループ(国)

その条件

安全保障理事会枠

物事を批判的に見ることが求められる。単なる政策立案のもう一段階上をいく能力と技術が、国益を守るためには必要になる。いつものことだが、国際益が国益とズレているので難易度は高い。リサーチは全般的にやってくる必要があり、政策立案にも慣れていることが望ましい。

経済社会理事会枠

安保理枠と同様、批判的に物事を分析することが求められる。ただし、経社理の場合(特に今回は)、国際益を国益とみなして問題はない。経済や金銭の流れに関して特に深くリサーチし、現代(2015—2016)の経社理での議論を踏まえながら今回の議場で集められる政策の、主に予算部分を叩くことが期待される。政策を潰すことは目的ではなく、むしろ回避するべきことであるが、予算を省みない非現実的な政策の立案を防がねばならない。

予算貢献枠

予算を拠出している代表国家として、政策の精査に尽力することが求められる。そのためにはもちろん政策の原案が必要であり、その創作が期待される。ただし予算枠に関しては国際益よりも国益を重視して政策を立案する必要があるため、以下の二つの枠よりも難易度は高くなる。むろん、ここで言う「国益」には国内法との整合性も含まれるため、中央アフリカ共和国や平和構築のみならず、国内法に関してのリサーチも重要である。

人材貢献枠

純粋な政策立案が求められる。特にこの枠の国家は紛争当事国の立場をとることが多く、国際益がそのまま国益になる。ある意味余計な国益のしがらみからは解放されて会議行動をとることはできる。ただし、国内事情を無視することはできない。

総会枠

今回会議を設計するにあたってこの枠の国家をすべて平和維持活動の展開された過去のあるものに限定した。よって、この枠の国家も純粋な政策立案が求められるが、その時に、自国に展開された平和構築のメリット・デメリットを洗い出し、中央アフリカ共和国の状況と比較し、何が同じで何が違うのか、それを深く考えながらの政策立案が期待される。


*なお、今回の会議設定と国割は現実的なものではなく、議論のしやすさやリサーチのしやすさといった会議作成の事情を優先させています。現実の組織委員会では今回の議題のような特定の紛争ケースではなく、その機関運営に関しての議論を行う場になります。現実の組織委員会では2015年12月時点でようやくその明確な役割の文言化とマンデート決定を目標とした議論がなされている最中であり、実は実質的な議論がほぼなされていません。また、国割に関しては予算枠、人材枠は過去の抜擢回数を参考にして国家を選び、総会枠・経済社会理事会枠、安全保障理事会枠の非常任理事国に関しては国の立場や地域を考慮し、会議監督が意図的に選んだ国家となっています。加えて、議場の発言の公平性を担保するために「中央アフリカ共和国」は大使として参加しません。

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