会議概要

議題

Establishment of Global Unified Halal Food Standards and Procedures世界ハラール統一基準の策定

会議設定

設定会議イスラム協力機構(OIC)第40回外相会議
募集人数 20名
会議監督大野倖汰 (東京外国語大学国際社会学部3年)
議長乗上美沙 (早稲田大学法学部3年)
秘書官高橋悠紀 (同志社大学商学部3年)
報道官末武英恵 (津田塾大学学芸学部3年)
使用言語日本語・英語・アラビア語・フランス語/日本語/英語
(公式/非公式/決議)

国割

国名

Azerbaijan

Bahrain

Brunei

Cote d’Ivoire

Egypt

Guinea

Indonesia

Iran

Iraq

Kuwait

Lebanon

Malaysia

Oman

Pakistan

Qatar

Saudi Arabia

Senegal

Somalia

Turkey

United Arab Emirates

 

 

議題概要

議題背景

グローバル化が進み、人々は多様な人種・宗教・文化に触れあうようになってきています。そのような中、イスラーム教は世界で2番目に多い信徒を抱える宗教へと成長しました。イスラーム教徒が、非イスラーム教徒と交流する機会が増えていく中で、自国を離れたイスラーム教徒はハラールに関する新たな問題に衝突することになりました。それは、異国の地で謳われているハラール食品が、果たして自分の受け入れられるものであるのか分からない、というものです。
言わずもがな、ハラールは全イスラーム教徒にとって生活の一部ですが、実は、その基準は国家によってバラバラなだけでなく、国家内においても複数の基準が存在しているケースも散見されます。このような状態では、イスラーム教徒は非イスラーム国家で安心して食事をすることはできないと、事態を重く見たイスラーム諸国は、OICの場で世界ハラール統一基準を策定することで合意しました。しかしながら、各国のハラール政策の状況や文化などの違いから、なかなか策定に漕ぎつけることができないでいます。今後ハラール基準はどうなるのか。イスラーム教徒のみならず、ハラールビジネスに目をつける多くの非イスラーム教徒も注目しています。

会議作成理由

皆さんが、”イスラーム”と聞いて真っ先に思い浮かべるワードは何ですか。様々あると思いますが、「紛争」・「内戦」・「テロ」などではないでしょうか。ニュースでは、毎日のようにISISが取り上げられ、パリやブリュッセルでのテロも世界的に大きく取り上げられました。確かに、目下の課題を解決することも必要です。しかし、我々は、喫緊の問題だけではなく、その根底にある対立や原因についても考えるべきではないでしょうか。この議題では、その根底にあるもの-例えば宗教や文化-について議論することができると考え、会議を作成するに至りました。
また、すべてのOIC諸国に「世界基準を策定したい」という思いがありながらも、各国の思惑があってなかなか議論が進んでいない、という性質もこの議題を選択した理由の1つです。1つの目標を目指して各国が協力しながらも、その中でいかに国益を反映させることができる落としどころを見つけて「妥結」できるか。難しいながらも是非チャレンジしてほしいことが、このハラールという議題から感じられたのでこの議題を選択しました。

参考文献・URL

著:佐々木 良昭 「ハラールマーケット最前線」 (2014年) 実業乃日本社
 ハラールについての説明はもちろん、ハラールビジネスについての内容も詳細に書いてあります。また、認証制度についても述べてあり、ビジネス書ではありますが会議に必要な知識を得ることができるとともに、ハラールフードについてのイメージがより湧きやすくなると思います。また、最近の出版物ということもあり、情報も新しいです。

他に参考にしている書物やホームページもありますが、ここではこれ以上は控えさせて頂きます。何か質問や相談等ありましたら会議監督までお気軽にどうぞ。

会議テーマ

テーマ:「globalな問題をregionalな視点で。」


このコンセプトは、この会議の他とは違う特徴を端的に表していると思っています。通常の会議は、地域的な問題があって、そこから世界規模の外交問題に発展していった会議が多いと思いますし、「模擬国連」という名前からしてそれは当然であると思います。ただ、国際問題のすべてがそれにあてはまるわけではないとも同時に考えます。この会議はその「地域⇒世界」の流れとは逆で、世界的に問題として注目されたものについて、それに密接に関わっている地域に限定して議論することができる議題であると考えています。そうすることによって、より本質的で地域に根差した議論ができるのではないかと思っています。特に、ハラールというのはイスラーム教独自の文化であり、「世界⇒地域」という流れで語られる問題として適していると思います。
 また同時に、同じような文化をもっている国家間であっても、実はそれぞれが違った意見をもっているということも多々あると思います。この会議では異文化間での相互理解というよりもむしろ、似たような文化圏の中での相互理解というところに重点を置いています。globalな視点からではなかなか見えにくい違いを、regionalな視点に立つことで考えてほしいという思いを込めました。

会議監督からのメッセージ

こんにちは!会議監督の大野です。ここでは、これまでに触れることのできなかった、この会議の特徴について述べさせて頂きたいと思います。この会議に参加するか迷っている方に、是非読んで頂きたいです。

1.宗教・文化だけの会議ではない
 ハラールって聞くと、どうしても宗教色の強い会議になるのではないか、と感じる人も多いと思います。しかし、実際には政治や経済、外交方針も大いに関わってくる会議です!というのも、今やハラールはただの宗教的概念ではなくて、ビジネスチャンスの大きい分野である、という見方が非常に強いからです。つまり、各国は自国の経済政策になるべくそぐう形で基準を定めるように議論を進めようとします。そこに、政治的対立や外交関係が絡まっているという構造です。このような背景もあって、なかなか基準策定に至っていません。

2.新しい議題である
グローバル化が進んだ当時から問題視されていたものの、OICで統一基準を策定しようという合意に至ったのは2012年のことであり、新しい議題であると言えます。そのため、リサーチソースが多くないです。逆に言えば、少ないリサーチソースから、自分が正しいと納得できる、スタンス・政策等を立てることができる、そのような力をつけられる会議であると言えます。議題自体が難しいのに加え、レベルの高いことを要求しているので、対象としては旧メンを想定していますが、やる気のある新メンももちろん大歓迎です!もちろん行き詰った時にはフロントが全力でサポートします!

3.コンセンサス採択である
 ロールコール方式の会議で、結局数の力で決議を通した、あるいは通されたという経験をしたことがあるという人は少なくないでしょう。一般にそのような会議では、議論よりも戦略が重要になってくると考えています。この会議では、なるべく議論がないがしろにならないようにするため、議決の方式をコンセンサス採択のみに設定しています。(実際、OICの議決方式は多数決によりません。)本質的な議論をできる限りしてもらう目的で、このような設定にしました。もちろん、コンセンサス形式の会議でもある程度の戦略は必要なので、戦略的な会議をしたいという方でも楽しめると思います!議論と戦略の能力をバランス良くつけられると思います。もちろん、実際の会議で議論と戦略がどれくらいの比で重要になってくるかは、みなさんの会議行動次第です!

難しそう、不安だ、という人も、やってみたい、興味がある、という気持ちがあれば大丈夫です!!フロント一同、参加者全員が楽しめるように頑張りますので、是非この会議に参加してみてください。

キーワード:ハラール、ハラーム、イスラーム教、イスラーム諸国、宗教、政治、経済、外交、文化、イスラーム協力機構


会議監督紹介

大野倖汰 (おおのこうた)
東京外国語大学国際社会学部3年生で、国立研究会老メン。
専攻言語はイタリア語で、今年の9月から1年間、イタリアのボローニャ大学へ留学する。
ゼミでは国際法を学んでおり、ボローニャでも言語のみならず、国際法や国際関係、EU論についても学ぶ予定である。

 

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ディレクにとってのもぎこくとは?

①模擬国連を始めたきっかけはなんですか?
覚えてません。笑
気づいたら入ってました。

 

②今までに参加した中でも印象に残っている会議と、その理由を教えてください。
難しいです・・・
今会議の作成については、今まで自分が出た3つの全国大会の会議から大きな影響を与えられていると思います。
あとは、研究会内の会議でディレクとチェアをやった時は、普段と違う視点で会議を見ることができたという点で印象に残っています。(ちなみにディレクをやったときの議題はFMCTでした)

 

③個人的に関心が高い議題やジャンルはなんですか?
国際法がどのように運用されているかについて興味があります。
また、欧州についても興味があるので、日-EU関係についても勉強したいです。
…ハラール関係ないですね。

 

④あなたにとって模擬国連の意義とは?
大学の授業ではカバーしきれない国際問題に関して知見を広められることも魅力ですが、それ以上に人との出会いだと思っています。
外大にはインカレがほぼないので、模擬国連に入ったからこそ、自分とは違う考えを持った人と知り合うことができたと思います。

 

⑤模擬国連をやっててよかったことは何ですか?
他の人からちょっと真面目に見られることです。笑
真面目に書くと、上述のように人との出会いです。

 

⑥模擬国連における、あなたの「自求自足」な経験を教えてください!
外大は2年の後半にゼミが決まるのですが、当時の自分はゼミで何を勉強したいのか決めることができず、焦っていました。
しかし、去年の関西大会で海賊の会議に出て、自分の学びたいことは国際法なのかな、と決めることができたという経験を挙げたいです。

 

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今大会について

 

①この議題で会議を作ろうと思った理由を教えてください。
もともとヴィーガンとかスローフードとか、食べ物に関する様々な考え方に興味があって、大学の学食でハラールフードを提供していることを思い出して、ちょっとリサーチしてみたらなかなか面白そうだったのでこの議題にしました!

 

②会議を作るにあたってこだわったことはありますか?
あるけど内緒にします。笑
1つ言えば、なかなかない議題で会議をやってみたかったというのはあります!

 

③今大会での楽しみはなんですか?
しばらく模擬国連からは距離を置くことになるし、ディレクをやることももうないと思うので、本当にすべてが楽しみです!!
会議経過や成果はもちろんですが、参加者が終わったあとになんだかんだ楽しかったと思ってくれたらうれしいです。

 

④フロントを一言で表すと?
一人一人のキャラがすごく濃いです(笑)
自分が一番キャラが薄いと思いたいです…(笑)

 

⑤最後に、意気込みをお願いします。
少ない人数で会議をやることになるので、アットホームな雰囲気、でもみんなガチで議論できるような会議をつくっていければと思います!フロント一同がんばります!

 

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他己紹介

★各フロントメンバーから…

①ディレクの印象

ローマにいそうなゆるふわ雰囲気を漂わせてる。変顔も会議もとことん本気なところを尊敬しています!(乗上)

爽やか系イケメン(高橋)※ちがいます

国立研究会の同期としてずっと活動してきましたが、怖いくらいに頭が切れる人だなという印象です!会議中は本当に怖いので、あまり喋りたくないです。(笑)その一方で、誰よりも高い女子力を惜しみなく披露してくれる可愛い面や、誰とでも気軽に話せる面などもあるので、みなさん仲良くしてあげてください!!!(末武)

 

②会議への意気込み・参加者へのメッセージ

実は関西大会初めてなのでかなりドキドキしてます。輝かしい関西大会デビューのために、滑舌よくしていきたいと思います!!
現代国際社会の根源となっている問題の縮図を表しているようなこの会議が、皆さんにとって改めて国際秩序を見直す契機になってくれたらと思います。私たちも本気で向き合っているので、一緒に深く深く議題を考えていきましょう!(乗上)

過労死しない程度に頑張るぞい
参加者も過労死しないでね(高橋)

みなさんが会議に全力で取り組めるようにサポートします!プレスの仕事を頑張るのはもちろん、私の守備範囲内での相談だったら全力で乗りますよ!!!
参加者全員で、この議題について真剣に考えられることをとても楽しみにしています!神戸でお会いしましょう!!!(末武)

 

国選びのポイント

この会議では、この国はこのような人におすすめ!というアドバイスをすることはできません。なぜなら、非常に自由度の高い会議であり、参加者の考えによってスタンスが変わってくるということがありえるからです。そのため、スタンスが明らかに決まっている国については下の表で紹介させていただきますが、それ以外の国に関しては、ご自分で少しリサーチをしてから、考えていただければと思います。

どのような点についてリサーチをすればいいかの目安を簡単に挙げたいと思います。
・どのような宗派で、どれくらい厳格なイスラーム教国か
・経済状況・経済政策はどうか
・どのような国と協力・対立しているか etc

こんな人におすすめ!

簡単なスタンス

Malaysia

ハラールに関して世界で最も進んでいる国。リサーチソースも非常に多く、スタンスや政策がはっきりしており、リーダーシップを発揮できます。逆に言えば、やりたいことや考えていることが、他国も分かってしまう可能性もあります。

Saudi Arabia

世界で最も厳格なハラール基準が存在している国。OICの中でも発言権があり影響力も大きいですが、戦略をきちんと練らなければ自国の望む成果を残すのは難しいかも。

UAE

同じく厳格な国でスタンスはサウジアラビアと似ていますが、所々サウジアラビアとは基準に関して異なった考えをしています。また、統一基準策定に向けて最も尽力している国の1つとみなしてよいと思います。

Turkey

サウジアラビア・UAEとは逆に、規制の緩い国です。イスラーム法はもちろんですが、欧州との関係についても考えることになるでしょう。

Guinea

今会議のホスト国です。ギニアとしてハラールに何か特別なスタンスがあるというわけではありませんが、ホスト国として会議の成功を目指しているのは間違いないでしょう。全体をまとめるポジションにつくことができる可能性があります。


とはいえ、今議題は非常に新しい議題であり、日本語はおろか英語でもリサーチソースはあまり多くありません。国選びはもちろんですが、会議に関しても何か質問がありましたら、お気軽に会議監督(PC:puranetaru0324@gmail.com)まで連絡してください。

以下はOIC内における、地域的機構・組織という観点から見たグルーピングです。
実際の会議で、このようなグルーピングになるというわけでは全くないので、あくまで参考程度に活用してください。

 

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