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会議概要

議題

The Situation in Syria シリア情勢

会議設定

設定会議安全保障理事会
募集人数39名(会議A:15、会議B:24)
会議監督吹留美佳(同志社大学商学部3年生)
議長会議A:矢頭佳苗(早稲田大学文化構想学部3年生)
会議B:望月知哉(国際基督教大学教養学部3年生)
秘書官会議A:大畠修(大阪大学外国語学部3年生)
会議B:香西花菜(東京外国語大学外国語学部3年生)
報道官会議A:桑島美幸(慶應義塾大学商学部3年生)
会議B:渡辺仁樹(法政大学法学部3年生)
使用言語日本語/日本語/日本語
(公式/非公式/決議)

広報ビラ

SCの広報ビラはこちらからご覧ください。

議題概要

議題解説

この募集要項を書いている3月にシリアからの難民は100万人を突破しました。日本の政令指定都市はおよそ100万人の人口を抱えるというので、ひとつの政令指定都市の住民をまるごと難民にしたくらいになります。 なぜ、こんなにも多くの人が苦しんでいるのに国連は実効力を持てないのでしょうか?

シリア情勢を解決すること(orしないこと)による影響は大別すると二つあります。一つは直接的な影響で、前段落に書いたような「シリアの人に与える影響」です。 今目の前にいる人が住む土地を失っていることに対しては恐らく多くの道徳的な人は助けたいと思うでしょう。 この場合、国連が実効的な手段を取らない理由はシリアの人を助けるためには自分が犠牲にならなくてはならないから、などが考えられます。

もう一つは、何だと思いますか? 国割希望の備考欄にこの問に対する答えを是非書いてください。

参考文献・URL

明石康(2006)『国際連合 軌跡と展望』岩波書店
国枝昌樹(2012)『シリア アサド政権40年の歴史』平凡社新書

会議テーマ

テーマ:「全力の対話」


会議の目標は、参加者全員の満足度の最大化です。当会議では最大化させるフィールドを議論と交渉に絞りました。 議論と交渉を最大限してもらえるように、プロシージャをほとんど廃止し、議長がファシリテーションを行い、決議はフロントが作り、日本語を用います。 一見大使の負担が減った様に見える会議ですが、タスクの提出を義務とし、スカイプでフロントによるコメバを解消していただく会議になる予定です。

会議Aでは通常の安保理構成においてシリア情勢を扱います。会議の進行とともに対処すべき状況の時間も進ませるので、よりリアルな対話の追求を行えます。 現実の国際社会が出せなかった正解を出したい方には是非こちらの会議にお越しください。
会議Bでは安保理改革後の安保理構成においてシリア情勢を扱います。シリア情勢がこう着する原因を現在の安保理体制にあると思う方には是非こちらの会議にお越しください。 詳しい安保理改革の内容はBGにてお知らせします。

ディレクインタビュー

吹留 美佳(ふきどめ みか)
同志社大学商学部3年生







国家の存亡か人民の命か。
国際社会はシリアとどう関わるべきなのか?
SC 会議監督 吹留さんに伺いました。

―議題の簡単な紹介をお願いします 。

シリアという国で起こっている争いに対して安保理はどうするのか?ってことを議論します。この会議では実際の国際情勢の変化と安保理の役割を考えてもらうために、二つの特徴を用意しました。 一つは安保理改革後の安保理を模擬できること。もう一つは会議の成果に応じて次に対応する状況を変化させることです。

―なぜそのような議題を選んだのですか?

理由は2つあります。一つ目はシリア情勢が影響を及ぼす範囲が広いから各アクターが議論に参加できるからです。
二つ目は具体的な問題なので国際情勢の変化をよりとらえやすいからです。

―では、この会議では具体的にどのようなことが話されるのですか。また、どのような対立軸が予想されますか ?

シリアに対して安保理はどう対処するかということを話します。 安保理は非軍事介入か軍事介入を選べます。シリアに軍事介入したい派と軍事介入したくない派がいるので、まずその対立がありますね。それぞれに理由づけが必要なので、そこから話します。

―この会議には何か特殊な設定があるそうですが 。

最初の質問で答えたので、補足のみ答えます。会議を二つ同時進行という形で行うので当然同じ国を担当する人が二人いる可能性があります。 出席する会議は別物ですし、会議的にまじりあうことはありませんが、同じ条件の中で他の人はどのような方針の下どのようなことを行うのかということも考察できます。

―この会議の魅力はなんですか?

情勢が変化しまくるので、かつてない臨場感の中で議論と交渉が出来ることです。 また、最大限参加者とフロントの目指すものを一致させたいと考えているのでアンケートなどを行って参加者のニーズを把握したいと思います。 ファシリはフロントが行うので参加者は自国の主張を行い交渉することに集中できるのもこの会議の魅力だと思います。 加えて少人数会議というのもこの会議の特徴であり、この会議の目指す“全力の対話”を成立させるのに寄与してくれます。

―どのような人に参加してほしいですか?

対立することを厭わず、きちんと主張をする人です。また、会議では成果を出さなければ情勢に変化を与えられないので、譲るポイントを見極められる人にもお勧めですね。
加えて、“ただ主張する”だけでなく“相手に分かってもらうために主張する”ことを目指す人に是非来てほしいです。 相手に伝える時は段階が二つあって、ひとつめは相手に理解してもらうレベル、ふたつめは相手に伝えている内容の良さまで理解してもらい賛同を得られるレベルです。

―参加者にはどのようなことを望みますか?

関西大会が実際に催される3日間の5倍くらいの日程を会議のために費やすことを望みます苦笑。 議論を楽しむ心と食らいつく精神力があれば基本的に大丈夫だと思います。

―最後に、会議監督として意気込みをどうぞ!

会議が終わった後に「この会議出てよかった」って言ってもらえる会議を作りたいと思います。 会議を作るのは監督でも、フロントでもありません、参加者が作るのです!議場でお会いできることを楽しみにしています^^

吹留さん、ありがとうございました!!

国選びのポイント

会議監督のみなさんに、自身の会議で担当国を選ぶ際のポイントについてお聞きしました。


 ご存知の方も多いと思いますが、シリア情勢への対応に関する対立は基本的に親シリア政権の中露対反シリア政権の欧米です。 では、なぜそれぞれがシリア政権に対して友好的であり、対立的であるのかを以下で解説していきたいと思います。

 ロシアは軍事的にシリアと友好関係を保っており、シリアという国へ欧米の介入が入ることを恐れています。 中国はシリアと友好関係にあることも理由にあるのですが、シリアという一党独裁の国へ欧米が介入をすることを恐れています。

 欧米は民主的でないシリアを“正しく”しようとしたいし、“国際の平和と安全を維持”したいのですが、いかんせん“正しく”するために介入という手段を取ることに対しあまり積極的ではありません。 なぜなら、介入には犠牲がつきものだからです。ソマリアの事例が教えてくれるように、介入する側は決して無傷では済まされないのです。

 また、それ以外の国々も重要なアクターです。同じ大陸であるアフリカの国々には現実に安全保障上の問題としてシリア情勢が加わってきますし、安保理改革後の会議ではそれぞれの思惑が交差し、安保理における国家の貢献について策略を巡らすでしょう。

 どちらの会議の参加者も、既存の枠組みに捉われない模擬国連への挑戦が出来ることと思います。 議場でお会いできることをお会いしております。

 最後に、自作で恐縮なのですが解説図を添付させていただきますので参考にして頂ければ幸いです。

シリア解説図

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