Declaration on the Granting of Independence to Colonial Countries and Peoples
植民地独立付与宣言
議場
第15回国連本総会・1960年11月28日-12月14日
募集人数
32人
会議監督
蓮生ジュリアン優希・関西大学・3年・神戸研究会
議長
山浦由也・早稲田大学・3年・早稲田研究会
秘書官
長谷川朝香・早稲田大学・3年・早稲田研究会
横瀬天宇・東京大学公共政策大学院・1年・日吉研究会
報道官
松本大海・立命館アジア太平洋大学・3年・九州支部
使用言語 (公式/非公式/文書)
日・自国語/日/日
国割り
| Australia | Belgium | Cambodia |
| Cameroun | Congo (Brazzaville) | Congo (Leopoldville) |
| Côte d’Ivoire | Czechoslovakia | Dominican Republic |
| Etiopia | France | Ghana |
| Guinea | Hungary | India |
| Indonesia | Iraq | Japan |
| Madagascar | Mali | Morocco |
| Netherlands | New Zealand | Philippines |
| Portugal | South Africa | Spain |
| United Arab Republic | United Kingdom | United States |
| USSR | Yugoslavia |
議題背景
1960年に開催された本会議は、植民地問題を真っ向から取り扱い、結果、植民地支配の終焉を告げました。植民地地域を未だ多く保持していた西側陣営と、植民地地域の人々を支配から解放したい新興国陣営、そして独自の思惑をもつ東側陣営との間で、絶えず錯綜した末に導かれたのがこの植民地独立付与宣言であります。
冷戦構造の煽りを受けながらも、各国は憲章の理念に照らし合わせて「植民地域の自決は権利として認められるのか」「植民地域の独立に関する要件」などを中心に議論をすることとなりました。
参加者には、本会議を通して自国の生存と安全に関わる死活的国益に常に向き合い、自国にとって何が最も望ましいのか考え、そしてその行動を選択していただきます。国連討議の場を通じて実質的な変更が加えられるのか否かは、あなたの手に委ねられているといえるでしょう。
コンセプト
TRY TO BE
コンセプト説明
この会議のコンセプトは「TRY TO BE」です。「TRY TO BE 」とは成功するまで忍耐強く挑戦するという意味であり、参加者一人ひとりが自身で設定した目的に向けて本会議に挑戦するとした意味合いが込められています。
皆さまは、担当国の大使として国益を全うすることができなかったり、議論についていけなくなるなど、苦しい経験をしたことはありませんか?
私が作成した会議では、そうした「できたこと/できなかったこと」を過去の経験から見つめ直し、担当国の大使としてどのようにTRY TO BEできるかを考えていただきます。
国益追求に励む大使を演じる過程で、自分自身と担当国の大使としての振る舞いとでできたこととできなかったこととの溝を発見し、その溝を埋められた先に何があるのか一緒に見てみませんか?
会議を作成した理由
私が本会議を作成した理由の一つに、模擬国連をより好きになってもらいたいという思いがあります。知っての通り、人間は従事している組織に意味を見出せなければ離れてしまいます。例えば、会社であれば外的報酬(お金etc…)や内的報酬(自己実現・やりがいetc…)の二つを両輪にして帰属意識を保つことができるでしょう。また仮に、模擬国連が本活動(会議)にあらかじめ興味がある人のみで構成されている組織だったのであれば、絶えずそのコンテンツの提供さえすれば、組織は恒久的に持続できるでしょう。
しかし、私が所属する模擬国連サークルはお金がもらえるわけでも、面接などを設けて成員を絞り込み組織運営を回す準拠集団でもありません。多様な参加者層が所属する自己完結性が高い活動であるがゆえに、各々の満足度を拠り所として日々活動しています。現に、このことは参加者層や参加動機が多様化し、相応にして模擬国連に対する思い入れもさまざまであることからも伺えるかと思われます。
上述した現状を踏まえ、本会議では参加者の皆さま全員に『TRY TO BE』していただき、大使として全うするべき振る舞いと自分自身との汽水域を常に模索することを半ば強制することで、模擬国連により向き合い、そして模擬国連の醍醐味をより味わっていただきたく思います。
本会議のコンセプトに共感し、『TRY TO BE』に挑戦しようと考えた皆さま、そうした方々の参加をフロント一同心待ちにしていることを述べて筆を置かせていただきます。
会議を通して参加者に得て欲しいもの
各々が設定した『TRY TO BE』に基づく成功
こんな人にオススメ!
・新旧向け
・成長したい人
・模擬国連の経験や本議題に関する知識の有無は問いません。本会議のコンセプトに共感した方をお待ちしております。
※ただし、新旧を対象にしているからといって、老神を弾くことは意図していません。
※○メンとは大学模擬国連の経験年数を表しています。
新メン…模擬国連暦1年目の方
旧メン…模擬国連暦2年目の方
老メン…模擬国連暦3年目の方
神メン…模擬国連暦4年目の方
超神メン…模擬国連暦5年目以上の方
| 特徴 | 該当する国 | こんな人にオススメ | |
| 西側グループ1 | 植民地施政に大きな利益を有する国や施政国との良好な外交関係を維持したい国々。中には過去の国連討議の場で反植民地主義を掲げていた国もいるので要リサーチ。 | フランス、イギリス、ニュージーランド、オーストラリア、スペイン、オランダ、ドミニカ | リサーチに真剣に取り組み、西側で中心的な役割を演じたい人はフランス、イギリスがおすすめです。また、上記の国の良き隣人として振る舞いたい方は連邦加盟国などをオススメします。 |
| 西側グループ2 | 西側グループの中でも特に植民地施政に大きな利益を有する国々。 | 南ア、ポルトガル、ベルギー | この3カ国は総会で度々批判の的になっている国です。鋼の魂を持っている方、もしくは持ちたい方にオススメします。 |
| 西側グループ3 | 植民地主義の終焉を望む一方で東側諸国の野心、そしてヨーロッパの旧植民地域への影響力の維持に注視したい国。 | USA | 会議を俯瞰したい人にオススメします。 |
| 東側グループ | 本議題の提案者、ソビエトが本会議で果たした役割は非常に大きいといえます。植民地主義の終焉、西欧批判、そして西欧の軍事基地撤廃など様々な思惑がある国々。 | USSR、ハンガリー、チェコスロバキア | USSRの名スピーチ、そして革靴を上品に脱いで机に叩きつけるなど、USSR希望の方には骨の髄までフルシチョフになってもらいます。そんな覚悟がある人をフロント一同求めます!また、そんなパワフルなUSSRを補助し、本議題の開催目的を達成できるようにサポートすることがハンガリー、チェコスロバキアには求められるといえます。
※ちなみに会議設計でUSSRは3票持っています。 |
| AA諸国1 | 未だ同胞が植民地施政を受けているなか、植民地主義の終焉に向けて中心的な役割を果たす国々。
なお、史実では本グループによって提出された宣言案が採択されることとなりました。 |
ギニア、ガーナ、インドネシア、インド、マリ、モロッコ、チュニジア、カンボジア、ユーゴスラビア、アラブ連合、イラク、エチオピア、コンゴ(レオポルドヴィル) | AAを代表するものとして植民地支配の終焉のために行動したい人にオススメです。また、植民地支配の歴史を踏まえながら力強いスピーチをしたい方にもオススメします。 |
| AA諸国2 | AA諸国の中でもとりわけ旧施政国との外交関係を鑑みながら反植民地主義を掲げている国々。 | 日本、コンゴ(ブラザヴィル)、コートジボアール、フィリピン、マダガスカル、カメルーン | 外交関係を強く意識しながら会議行動したい人にオススメします。 |
過去に国連大使を務めた北岡伸一先生によれば、外交とは知的格闘に他ならない営みです。このことは、模擬国連の活動においても同様なことが伺えるでしょう。有斐閣や東進堂など専門書で物理的に殴り合う光景はありませんが、言葉を武器に闘い合う様は知的格闘そのものです。この文章を読んでいる皆さんが、関西の地で知的格闘を交わし、そして一夏の思い出を彩る機会となることを僕たちフロント一同心から願っています。
それでは、関西大会でお会いしましょう!