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| →参加申し込みはこちら パネルディスカッション これまでの関西大会の講演では基調講演という形式をとり、パネルディスカッションという形式は用いませんでした。ここで、なぜ今大会では後者の形式を採用したのかについてお答えしたいと思います。大きな理由の一つとして多角的な視点を養うためであります。一つの問題に対して様々な視点があるようにアプローチの仕方も様々です。そういった多方面からの視点を知り、理解し、多角的な視点を獲得していくことは今後社会に出る学生に求められていることだと考えたからです。また、「国連の機能性」というテーマも様々な視点があると考えています。そしてそれぞれの視点を持ったパネラーが議論することで今大会参加者がまた新たな視点を持ち、改めて国連という機構について少しでも考える機会を持ってもらうことを願っています。 今回は本テーマに精通した学者や実務家をお招きし、ディスカッションをしていただいたのち、聴衆者からの質疑応答の時間を設ける予定です。 大会テーマとの関連性 今大会のテーマは「Progress-国益と国際益の収斂」であります。一つの解釈として、「国連は国益と国際益を収斂する場でありその収斂を国際社会全体に還元する、それが世界のProgressになる」ということが言えるかもしれません。しかし昨今の国連事情を鑑みて、はたして国連が国際社会に対してうまく機能しているかについては個人的に疑問を持ちます。それは国連の歴史を紐解いても同じことが言えるのではないでしょうか?例えば冷戦期におけるアメリカとソ連による拒否権の乱発で安保理の機能が麻痺したこと、朝鮮戦争における国連軍の失政、90年代におけるアフリカでのPKOの失敗、常任理事国であるアメリカのイラク侵攻に関する安保理決議の無視など様々な問題が生まれました。 しかしグローバリゼーションという新しいパラダイムが生まれた今の国際社会では国連の実効性がより一層問われています。そのためにも安保理改革や形骸化した機関の統廃合、また国連憲章の見直しなどの包括的な改革が求められています。そうすることによって国連が真に国益と国際益を収斂させることのできる場として機能し、国際社会のProgressを生むのだと考えています。 第9回模擬国連会議関西大会運営事務局 研究統括補佐 三村 啓太 パネリスト紹介 田原 護立(たはら もりたつ) 関西プレスクラブ事務局長。南カリフォルニア大学ジャーナリズム学部を卒業。英文毎日嘱託を経て1973年毎日新聞社入社。社会部、外信部ニューヨーク支局、社会部副部長、編集委員、論説委員、ウエッブマスター(毎日ドットコム)、毎日新聞インターナショナル(ロサンゼルス)社長、などを務め2004年5月に退社し、現職。 この間、10年余にわたり難民取材を担当し、アフリカ/アジア/南米諸国を国連機関とともに何度も長期取材。ニューヨーク時代は国連本部取材を担当し、第1回地球サミット、旧ユーゴ紛争などを現地取材。国内では阪神大震災報道の総括担当として被災地の復旧/復興の取材を指揮した。また、甲南女子大学,関西大学で国際関係論などを教える。現在は講演会や報道リリースなどを活動の中心にしている関西プレスクラブの事業責任者を務める一方で、神戸市外大非常勤講師としてジャーナリズム論を講義している。大阪経済法科大学地域総合研究所客員教授。 著書・翻訳書に『ニューヨーク暴力教室』(翻訳、朝日ソノラマ、1995),『63のアメリカの景色』(著書、六甲出版販売、1988),『法律をつくった記者たち』(共著、六甲出版、1999)などがある。 星野 俊也(ほしの としや) 大阪大学大学院国際公共政策研究科教授。専門は国際政治、国際安全保障論、米国政治、国連外交。上智大学外国語学部卒。学術修士(東京大学)。国際公共政策博士(大阪大学)。在米日本大使館専門調査員、プリンストン大学ウッドロー・ウィルソン・スクール客員研究員、財団法人日本国際問題研究所主任研究員、大阪大学大学院国際公共政策研究科助教授などを経て現職。2006年8月から08年8月まで外務省出向(国際連合日本政府代表部公使参事官)、その間、コロンビア大学国際公共問題大学院客員学者を兼任。 主な著書・論文に、『平和政策』(共著、有斐閣、2006年)、「平和構築の時代−日本がリードする人間の安全保障+国家機能の再建」、『外交フォーラム』 2006年11月号、Global Governance and Japan: The International Architecture (Routledge,2007)、『国際公共政策入門』(共著、大阪大学出版会、2008年)、「国連・平和構築・日本−国連平和構築委員会の活動を中心として」『国際公共政策研究』第13巻第1号(2008年9月)、ほか多数。 |