What’s MUN??
国際問題について、考えてみませんか？
実際の国際連合では、世界中の国から代表として大使が集まり、様々な国際問題に対してどのように対応していくか、協議を行っています。この大使の方々が行っている議論を”模擬”することを通して、国際問題の知識や理解を深めよう、という活動です。
国連を”模擬”する？
具体的には、まずどのような議題を扱うか？を決定し、議題についての一般的な知識や、今まで実際の国連ではどのような議論が行われてきたのか等についてを勉強します。
その後、一人一人に担当国が割り当てられ、各自、それぞれの担当国がその議題に対してどんな立場なのか、また具体的にはどういった行動をしているのか等をリサーチし、それをもとにその国の大使として、政策をたてていきます。
会議は、実際の国連の会議での形式にのっとって行います。
議長役の議事進行に従い、公式なスピーチを行ったり、直接大使同士で言葉を交わして議論・交渉をしていきます。
会議の成果として、「決議案」を作成します。
「決議」は、会議の意思決定そのものと言えるため、各大使は自国の国益を追求しつつも、国際社会全体にとっての意味合いも考えなければなりません。
こうして作られた「決議案」を投票にかけ、決議として採択します。
”生の”国際社会を知ることができる
模擬国連の活動では、単に国際問題について勉強する、というのではなく実際に「自分自身で」議論を行うため、まさに”生の”国際社会を知ることができます。
政治力学がどういった形で働くのかや、多国間外交の複雑さなどを体感できるのは、模擬国連ならではと言えます。
「国際問題を知る」だけではない、模擬国連の魅力
模擬国連の活動を通して、単に国際問題についての知識や理解が深まるというだけれはなく、さまざまなスキルを身につけることができます。
各国の大使として交渉にのぞむ際には、自分の担当国の考え方を知るだけでは十分ではありません。
様々な立場を知り、色々な見方でその問題を捉える力が必要です。
また、スピーチや交渉の際の話術や、相手の話を的確に理解する力、話題の要点を明瞭にまとめ指摘する力など、模擬国連活動を行う中で、自然と身についていきます。