「模擬国連」とは、その参加者一人一人が大使となり 様々な国際問題を実際の国際連合の会議の形式に則って議論して,
国際問題の知識や理解を深めると共に、国際政治をその身で学びとる活動です。この活動を通じて国際社会に対する多角的な視野を得ることや、 交渉やスピーチなどの能力を向上させることが可能です。
まず始めに会議の参加者は一人一人担当国を決めます。そして大使は開催される会議の議題や担当国の政策等を調査し、政策立案を行います。この段階でリサーチ能力や情報分析能力、政策立案能力等が養われます。
会議が始まると、実際の国連の会議に沿って議事が進行します。参加者はそれぞれ大使として自国の主張を通すため演説や交渉を行います。会議が進むにつれて、立場が似通っている国同士がグループを形成して、
自らの主張を盛り込んだ決議案を作成・提出します。各国大使は提出された決議案について更に議論・交渉を重ねて文章の修正を行っていきます。最後に修正された決議案を採択に付し、そして会議は終了します。
会議後は、自国の政策や行動を振り返り、国益は達成されたのか、
採択された決議が国際社会にどのような影響を及ぼすかなどを考えます。実際の国連決議と照らし合わせるなどして知識や理解を更に深め、成長の大きな糧とします。
(以上、日本模擬国連関西事務局HPより引用)
★簡潔に表現すると、模擬国連は「学生による国際会議のシミュレーション」です。
国際問題を各国の立場から考え、実際に議論することにより、国際問題の深い理解はもちろん、政策立案能力、論理的に考える力、情報の海から自分に必要なものを探し出す力など、様々なスキルを身に着けることが可能です。