会議概要

議題

Agricultural investments and aids to eradicate hunger飢餓撲滅のための農業投資と援助

会議設定

設定会議世界食料安全保障委員会(CFS)37会期
募集人数 30名
会議監督須賀章太郎 (横浜国立大学経済学部3年)
議長太田篤 (慶応義塾大学法学部3年)
秘書官山口みなみ (同志社大学政策学部2年)
中西萌 (立命館大学国際関係学部2年)
報道官佐藤大起 (東京理科大学経営学部3年)
使用言語日本語/日本語/日本語
(公式/非公式/決議)

国割

国名

Argentine (5/27追加)

Australia

Bangladesh

Brazil

Canada

China

Cuba

Egypt

Ethiopia

France

India

Indonesia

Japan

Kenya

Laos

Mexico

Nigeria

Russian Federetion

Saudi Arabia

South Africa

South Korea

Sweden

Tanzania

Ukraine

United Kingdom

United States

FAO

IFAD

La Via Campesina

World Bank

 

 

議題概要

議題背景

 食糧安全保障のためにあなたは農業投資と援助にどのような価値をおきますか?

 現在、世界では約7億9500万人が飢えに苦しんでおり、彼らを救うには食料安全保障の達成が急務となっています。またその食料安全保障の達成のために世界的な援助と農業投資が非常に重要な役割を担っています。
 そんな中、2007~2008年にかけて世界的に食料価格が急騰し、多くの国に甚大な被害が及び,世界の食料安全保障は脅かされました。これを機に、各国政府や民間企業は食料確保のための農業投資を増加させ、農地の確保などに奔走したのです。農業投資は食糧の生産増大、農民の生活水準の向上などに大きく貢献していくと考えられました。しかし、同時に農業投資が現地の人々に配慮されることなく行われたため多くの問題が発生してしまったのです。今回はその対応がまさに行われ始めた2011年のCommittee on World Food Security の場で農業投資が今後どうあるべきなのか、また農業投資が台頭をしていく中で援助はどうあるべきなのかを考えていただきたいと思います。

会議作成理由

私がこの会議を作った理由は会議テーマにも書いてありますが、価値というものを意識して作っています。だから、大使の皆様には飢餓問題を解決するためにこの投資と援助にどのような価値を与えていくのかを考えていただきたいです。また、その際に単に日本人の視点ではなく、自分の担当国の視点から物事を考えるということを意識して会議に臨んで欲しいと考えています。

参考文献・URL

NHK食糧危機取材班(2010) ランドラッシュ 激化する農地争奪戦
FAO(2012)  生産増大と生産向上のための農業投資の促進
WFP  http://ja.wfp.org/news/news-release/150601

会議テーマ

テーマ:「Value」


私は今会議を作るにあたって『Value』というコンセプトを掲げています。
このコンセプトには二つの意味が込められています。

1. 価値
私たちが模擬国連に参加しているのは、何かしらの価値というものを感じているからだと思います。しかし、実際に私たちがどのような価値を感じているのかということを考えたときに意外とその点が曖昧になってしまっている人がいるのではないでしょうか?ただなんとなく会議にでてしまうのは非常にもったいないことです。だから、この会議では大使の皆さんに模擬国連(会議)を行っていく価値というものをしっかり考えた上で会議に臨んでいただきたいと考えています。

  2. 価値観
模擬国連の醍醐味の一つに国の大使として会議に参加するという点があります。これは単に自分の意見を言えばいいということではなく、担当国の理解をした上でその国の大使として、その国の価値観で会議に臨まなければなりません。しかし、私たちは無意識に日本人としての価値観を前提として会議に臨み、本来の担当国の価値観をおざなりにしてしまってることはないでしょうか?担当国の価値観を忘れてしまうことで、本来論点となりうる部分が暗黙のうちに抹消され会議の質が褪せてしまうと考えています。だから、今会議においては自分にとっての「当たり前」を疑い、担当国にとっての、あるいは世界にとっての「当たり前」はなにかを考え会議に臨んで欲しいです。

会議監督からのメッセージ

今回の会議は過去の会議をベースにした仮想会議であるので、単に模擬するのではなく自分の頭で考えることが非常に重要になります。フロントとしても全力でサポートするつもりなので、自分や会議としっかり向き合い考えたいと思う人は是非来てください!

キーワード:飢餓 食糧安全保障 農業投資 援助


会議監督紹介

須賀 章太郎(すが しょうたろう)


山梨県甲府市出身 横浜国立大学経済学部国際経済学科3年
ゼミでは主に経済システムとマクロ経済学を学んでいます。
趣味はサッカーです!最近はスキューバダイビングとかも始めようかなとも思ってます(笑)。

 

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ディレクにとってのもぎこくライフ

①模擬国連を始めたきっかけはなんですか?
大学の新歓期に配布されたパンフレットに書いてあって興味を持ちました。
そのまま、活動に参加して気づいたらそのままずっといたって感じですね。

 

②印象に残っている会議と、その理由を教えてください。
強化会議です。
初めての同期だけの会議で思い出深いということと、初めて会議が楽しいと思えるような会議行動がとれたからです。

 

③個人的に関心が高い議題やジャンルはなんですか?
個人的には貧困に興味があります。模擬国連の活動を通してどうして貧困は無くならないのだろうかということを考えるようになりました。今回の会議も若干その延長線上になっています。
他には生き物が好きなので生物多様性にも興味があります。

 

④あなたにとって模擬国連の意義とは?
難しい質問ですね。。。
私はやはり、多角的な視点から物事を見るということに意義を感じています。

 

⑤模擬国連をやっててよかったことは何ですか?
物事を批判的に見られるようになったこと。

 

⑥模擬国連における、あなたの「自求自足 」な経験を教えてください!
初めてディレクを行った春の一日会議ですね。どうやったら新入生が来てくれるのか、模擬国連の魅力を伝えられるのかを必死に考えていました。最終的には、その求めていたものが研究だけではなく出てくれた大使全員の力によって得られるのだということを実感できたのは非常に良かったと思います。

 

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今大会について

 

①この議題で会議を作ろうと思った理由を教えてください。
貧困、飢餓はどうして起こるのか、なくならないのかということを考えたときに食料(農業)は非常に重要なことであると考えました。だから今回食料安全保障の会議を行おうと考えました。(FAOにインターンに行っていたということもあります)さらに、今回の会議テーマであるValueのテーマに沿ってさらに議題を詰めていきました。

 

②会議を作るにあたってこだわったことはありますか?
単にリサーチするだけではなく、その後に考えるプロセスを入れることを重視しています。
また、新メンの人でもわかりやすいような会議にしようと心掛けています。

 

③今大会での楽しみは何ですか?
色々な人との出会いです。

 

④フロントを一言で表すと?
多様性??ですかね笑

 

⑤ 最後に、意気込みをお願いします。
頑張ります!

 

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他己紹介

★各フロントメンバーから…

①ディレクの印象

青いジャケットに短パン、そして赤い蝶ネクタイが似合う、です。普段から人懐こくて場を盛り上げてくれる彼ですが、いざ会議となればフレンドリーさはそのままに鋭い指摘や批判を繰り出してくる曲者となります。その姿たるやまさにどこぞの名探偵さながらです。とっても親切なので、大使の皆さんに寄り添えるディレクになってくれると思います!(太田篤)
初めてお会いしたのは九州SSでした。優しいオーラで包まれている方です!一緒にフロントさせていただけるのが嬉しいです。(中西萌)

 

②大会への意気込みや、参加者へ一言!

全国大会の場でガベルを握るのは初めてなので緊張もしていますが、それ以上に皆さんの活発な議論を拝見できるのを楽しみにしています!
世の中で当たり前とされていることは正しいとは限りませんし、その当たり前が時代や地域によって異なることもあります。この会議を通して「当たり前」を見つめ直し、より深い理解、そして皆さんへの成長へとつなげていってください!(太田篤)
こんにちは。この度は関西大会の参加をご検討くださってありがとうございます。夏休みの数時間を関西で、しかも模擬国連のために用いるかどうかは、大学生活の中で悩ましい決断だと思います。ただ、その決断を後悔させないものとし、かけがえのない時間を会議のフロントの一員として提供するつもりです。ご参加お待ちしております。(佐藤大起)
食べ物が満足に手にいれられる日本に住んでいると普段、あまり気にすることのない飢えや貧困ですが、この会議に参加することにより、改めて食料の大切さ、深刻さに見つめ直す機会になるのではないでしょうか。私たちの身近で親しみのある食べ物に関する世界での問題について一緒にもっと深く知り、親しみやすい議題だからこそ、参加者にとって何か新たな模擬国連の楽しさを一つでも見出すことができたらいいなと思っております。(中西萌)
食料は、人間が生命を維持するのに不可欠なものです。そのため良質かつ合理的な値段の食料を、国民に保障する責任が国家にはあります。よってこの議題は、私たちの日常生活に深く関わるごく身近な問題であり、とっつきやすいかなと思います。その反面、法の知識はもちろん、経済の知識も主に要してくるので、様々な分野のリサーチが必要です。また途上国と先進国間での価値観の違いも気づき、その間の調整において、交渉力や想像力が大いに培われるでしょう。ぜひこの会議をきっかけに、普段苦手としている分野にも触れ、圧倒的成長をしてください!(山口みなみ)

 

国選びのポイント

 

こんな人におすすめ!

グループ(国)

その条件

主要農業投資国
(韓国、サウジアラビア)

非難をうまくかわし、農業投資を推進させていきたい国。
援助も農業投資のために行いたいと考えている国。

今後農業投資を進めていきたいと考えている国
(日本など)

農業投資はまだそこまでしていないが今後は積極的にしていきたいと考えている国。農業投資の出来やすい状況を整えていきたい。

被投資国・積極派
(ウクライナ、エチオピアなど)

投資を積極的に受け入れたい一方で、投資によって自国の農民に悪影響が及んでいる国。また、高い飢餓率を記録しているため、援助のありかたにも高い関心がある。

被投資国・消極派
(エジプト、ブラジルなど)

投資を受け入れてはいるものの、投資に対して懸念を示している国。

国連機関、民間団体

農業投資の問題を指摘し、解決策を模索している。農業投資そのものに対して懐疑心をいだいている部分もある。また、世界の飢餓撲滅に向け積極的に援助を行っている。

 

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