国連総会第3委員会
(C.3)

議題
先住民の権利
Report of the Human Rights Council
募集定員
35名
会議監督
南場 俊祐 (日本模擬国連京都研究会、京都大学法学部3回生)
議長
新谷 千織 (日本模擬国連京都研究会、同志社大学法学部3回生)
秘書官
山下 麻里奈 (日本模擬国連国立研究会、東京外国語大学外国語学部3回生)
使用言語
日本語/日本語/英語 (公式/非公式/決議)

1948年冬、ニューヨークにて1つの宣言が誕生します。

人類は平等で固有の尊厳をもち、恐怖や欠乏のない世界こそが人類最高の願望である

世界人権宣言と呼ばれるこの宣言は、言語に絶する2度の悲哀の末、人類が普遍的な人権を有することを謳いあげています。

しかし、そこには闇に葬られた1つの「人権」がありました。それは「先住民の権利」です。当初は宣言案に記されたものの、反対派の巧妙な論理によって、宣言からは完全に削除されてしまったのです。先住民の「声」が世界へ届くことはありませんでした。

閉ざされた「声」を伝えるため、彼らは闘い続けます。そして2006年、長年の議論の集大成となる一本の決議案が、ついに人権理事会から国連総会へ送られます。国連総会での議論は熾烈を極めました。アフリカ提案による審議延長、アメリカ・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド等による大幅な文言修正要求。宣言反対派の強烈な圧力によって、採択は暗礁に乗り上げたかに見えました。

しかし、先住民族グループや、グアマテラ・メキシコ・ペルーを中心とする宣言支持派の粘り強い交渉が功を奏し、2007年9月、ついに「先住民の権利に関する宣言」が採択されます。世界人権宣言が打ち出された、実に59年後のことでした。

採択された「先住民の権利に関する宣言」は、先住民族が国際法の主体とされ、その権利の普遍性が認められた点で、大きな価値を有しています。しかし、先住民の独立を恐れる国々によって先住民の自決権が大きく制限されるなど、そこには大きな妥協の跡が残されていました。さらに致命的な欠点として、投票時に4カ国が反対を表明したため、コンセンサスで宣言を採択することができませんでした。

今回皆さんには時計の針を2007年に戻して、人権理事会から国連総会に送られた決議案の審議を行って頂きます。各国が国益をぶつけ合う中、どうすれば先住民の「声」をより反映できたのか、どうすればコンセンサス採択が可能であったのか、過去と現在を繋げて考えて頂きたいと思います。

2011年夏、京都にて皆さんが現実と理想の狭間で大いに悩み、知恵を絞りながら、現実を「超える」決議を創り出すことを期待しています。

【参考文献・URL】

  • 寿台順誠『世界人権宣言の研究』(日本図書刊行会、2000年)
  • 上村英明『「先住民族の権利に関する国際宣言」獲得への長い道のり』(明治学院国際平和研究所、2008年)
  • 「市民権獲得40周年、先住民アボリジニの現在」http://www.youtube.com/watch?v=o8f1M2VnTpA
Q.

自己紹介をお願いします。

A.

皆さんこんにちは、はじめましての人ははじめまして。 今回先住民の会議でディレクターをさせていただく京都大学法学部3回の南場俊祐です。

Q.

ではまずはじめに議題の簡単な紹介をしてください。3行でお願いします(笑)

A.

一言でいうと、「先住民の権利に関する国連宣言」を完成させることがこの会議の目的です。 参加者には、20年以上にわたって審議された宣言草案の文言の修正作業を、議論を通じて行ってもらいます。

Q.

なぜ、関西大会でそのような会議をしたいと思ったのですか?

A.

モギ国をやっていくうちに国際人権について興味がわいてきたので、そうした分野の会議をしたいな~と思っていたのがそもそもの理由です。また、議論のための議論に終始せず、問題の核心部分について深く話し合える会議にしたいとも思っていました。その際、とあるモギコッカーから先住民の会議を勧められ、偶然、上村英明先生の『「先住民の権利に関する国連宣言獲得」獲得への長い道のり』という論文を読み衝撃が走りました(笑)。これこそ自分の追い求めていた会議だ!!って感じで議題が決まりましたね。

Q.

なるほど。では少し掘り下げた質問になります。どういうことをこの会議では話し合うのですか?

A.

宣言の作成において、特に激しい対立が予想されるのは以下の点です。

  1. 先住民の定義
  2. 先住民の自決権
  3. 土地や資源の権利
それぞれの対立点を簡単にまとめてみます。なお、ここでは便宜上、先住民と国家という対立軸にしていますが、実際には先住民寄りの国家も存在します。詳しくは下の対立図を参照してください。

また、草案審議の際の対立図をまとめると、次のようになります。

Q.

なるほど。 では、ディレクとしてこの会議の魅力はなんだと思いますか?

A.

ずばり、議論のための議論に終始しない会議となる、ということでしょうか。モギ国ってDRのテクニカル的な編集や議事進行の議論で時間を使いすぎて肝心の内用の部分に関する審議があまり行われていない、という印象をうけます。今回は、決議案が既に完成している状態から会議がスタートするので、そうした時間を極力省き、問題の核心そのものについての議論を深く行えると思います。

また、従来の会議は政策立案の際に参考になる資料が少ないものが多く、何となく文言を作ったり何となく相手の文言に反対したり・・・という経験をした人も少なくないと思います。その点この会議は、公式発言や各国の会議行動につての資料が非常に充実しているため、交渉において何が争点となるのかを明確にイメージしながら会議に臨むことができます。興味がある人は、E/CN.4/2002/98、E/CN.4/2003/92、E/CN.4/2004/81などの資料に一度目を通してみることをお勧めします。きっと会議のイメージが鮮明に浮かぶと思いますよ♪

Q.

その魅力を十分感じるために、参加者にはどんなことを望みますか?

A.

BGをよんでもらえば、会議に必要な知識は一通り身につくとは思うので、まずはBGをしっかり読んでみてください。あとは、参考になる文献のうち英語で書かれたものが多いので、それらにも頑張って目を通してもらえれば、リサーチの幅は広がると思います。

Q.

それは素晴らしいですね!では、話を変えてみます。 もし自分が参加者だったら、今年の関西大会ではどこの会議にでますか?(笑) また、自分が参加者なら関西大会のどういうところを楽しみたいですか?

A.

自分の会議か、毛利君の会議も面白そうだな~と思います(笑) 関西大会の見どころとしては、やはり歴史ある京都国際会館で実際に会議ができる!!ということじゃないでしょうか。後、お弁当がとてもおいしくなってリニューアル♪ということらしいので、その辺もすごく楽しみにしています。

Q.

ありがとうございます。 では最後に、参加者へ意気込みをひとこと!

A.

僕は一昨年の関西大会に参加しましたが、その時の経験が自分が模擬国連を続けていく上で大きなモチベーションとなっています。参加者の皆さんにも、この関西大会を通じて今後も模擬国連を続けていきたいと思ってもらえるよう、微力ながら頑張りたいと思います。よろしくお願いします♪

Q.

本日はありがとうございました。

A.

ありがとうございました。

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