模擬国連では研究会ごとに活動内容が変わります。しかし多くの研究会・支部では年二回の通常活動と複数回の合宿を行うスタイルをとっています。
通常活動とは以下のようなものです。
大きく分けると通常活動は「勉強会」と、「会議」で構成されており、勉強会では「参加する会議で扱う問題(議題)」、「国連における今までの審議の成果とその課題」などについて、Background Guideという研究会ごとに作成された資料集・参考書を元に勉強していきます。この勉強会をおよそ一ヶ月の間行い、参加者は勉強会の冒頭で割り当てられた自分の担当国のリサーチを同時に始めていきます。「担当国の過去の政策」「担当国の理論の展開やその意図」「この議題における他国との利害関係」といった点についてリサーチし、自国の政策を立てていきます。この勉強会を通して議題への理解を深め、自国の政策立案を大方終え、次のステップである会議に臨みます。
通常活動の第二ステップである実施際の会議では、勉強会で得た知識や事前の政策立案を元にスピーチや他国との交渉や議論を行います。幾たびにも公式発言(スピーチ)やコーカス(実質的な交渉をするために設けられた時間)を重ねていき、最後に参加国の主張をまとめた決議案を作成し投票にかけ、決議として採択します。これで会議は終わります。この通常活動を年に二回、それぞれ異なる議題で行いろいろな国際問題に触れていきます。
この活動では参加者は話し合う議題や担当国の情勢についての理解を深めるだけでなく、政治力学(Power Politics)を学びながら「外交(Deplomacy)」という対話の可能性とその限界を実感することが出来るといえます。また同時に、二国間外交(Bilateral Deplomacy)、多国間外交(Multi-lateral Diplomacy)や国際関係、そして諸問題の変遷などを体験的に学習することになるため、最終的には個人に物事の多面的な見方を要求することになります。現代の複雑な国際政治と国際情勢の仕組みと流れを理解するためにも、そしてこれらに寄与する諸問題に対して有効かつ包括的な解決策を模索するためにも、常にさまざまな見方をすることが望まれます。