活動報告
前期  4月24日  5月1日  5月8日  5月15日  5月22,23日  5月29日  6月5日  6月12日  6月19日  6月26,27日  7月3日
夏休み  8月10,11日  9月4日
後期  9月25日  10月2日  10月9日  10月16日  10月23日  10月30日  11月6日  11月13日  11月20,21日  11月27日

5月22,23日 オリエンテーション合宿

 5月の22,23日にオリエンテーション合宿を行いました。 この合宿は新メンにとっては始めて、そして旧メンにとっても久しぶりの合宿です。 目的は新メンにシミュレーションの楽しみを知ってもらう、シミュレーションを直 に味わってもらうことです。そのため内容は例年比較的軽いものになっていたので すが今年はちょっと様子が違いました。これについてはまた後で触れたいと思います。
 22日の活動内容は、鹿取による議題解説、「PKOから学ぶ紛争予防」と水谷による「プロシージャーの説明」、 オリエンテーションシミュレーションの第一会合、そして夜の懇親会でした。 全体的に皆真面目に取り組んでおり、程よく緊張した空気の中で活動が行われました。

 鹿取による議題解説では、先週の西山に続いて実際のPKO活動を紹介しました。 ソマリア、ルワンダ、マケドニアにおけるPKOを題材として、それらに足りなかったものは何だったのかについて 考察を加えました。共通理解の創設と連携の確立、早期警報と早期決断の必要性など前期の議題を考えるうえで 重要な意味を持ちます。過去での教訓を未来につなげることは非常に重要です。各国を代表する大使としてどの ような政策を取るのか、取るべきなのか、皆真剣に考えていたようでした。

 引き続いて水谷によるプロシージャーの説明がありました。会議全体の流れから始まり 基本的なモーション(動議)のかけ方、投票行動の説明などがその内容でした。 丁寧に解説されたレジュメはちょっと量が多めでした。が、 新メンがたくさんモーションをかけていたところを見ると役に立っていたようです。 お二人とも、参加人数が多い仲良く頑張ってくれていました。お疲れ様。

 お二人の議題解説が終わった後、いよいよオリエンテーションシミュレーションの始まりです。 今回の会議では初めての試みとして第一会合の前に準備会合を開催しました。 準備会合では代表団のペア同士で の話し合い、そしてグループ内での話し合いと、円滑な議論が出来るようという配慮から二つの段階に分けられました 。この準備会合、非常に役立っていたようで第一会合に備えた建設的な話し合いが各グループ内で行われました。 主に各大使の意見交換などが行われたのですが、中には文言の具 体的な内容に踏み込んだ議論などももたれたようです。 準備会合は初めての試みでしたがきちんと意図したとおり機能していたようです。

 その後食事を挟み、第一会合が開かれました。英語の議事進行などに少し戸惑うよ うな情景も見られましたが会議が進むにつれてそういったこともなくなってきたようでした。 中には積極的にモーションをかけたり、コーカスで発言したりする新入生も見られ、頼もしい限りです。 先ほど少し触れましたが、今年の新メンは非常に勉強熱心です。 自発的にリサーチを行い、事前に 中には旧メン顔負けの積極さで会議をリードするというような新メンもいました。

 今回の会議では、決議案の提出締め切りが第一会合にありました。そのため締め切りの二十時半には 文言の作成、スポンサー、シグナトリを集めなどで大慌て。結局少し締め切りに遅れてしまい、 ディレクのお叱りを受けてしまいました。しかしその後、寛大な処置によって 何とか両グループ(オタワ条約批准組、未署名組)とも決議案を提出す ることが出来ました。よかったよかった。ふう。

 時間については反省すべきですが、会議の内容はオリ合宿とは思えないほど充実した良いものだったと思います。 新メンも黙っているわけではなくほとんどの子が一回は発言したようでしたし、さりとて旧メンも黙っていたわけではありません。 これは個人的な感想ですが、3年生が思いのほか存在感がありました。さすが3年生の貫禄です。

 第一会合が何とか終了し、その後各自部屋に戻ったころ、今回の合宿の会場であり、 日ごろお世話になってもいるシーガル神戸の元館長さんが駆けつけてくださいました。 今年からは勤務先が変わってしまわれたようですが、今回は差し入れを持ってきてくださいました。せっかく、ということで懇親会にも参加していただきました。
 ほかにも関西模擬国連の会長の渡辺会長も差し入れを持って駆けつけてくださいました。時間に余裕が無い ということで残念ながらすぐに帰られましたが、どうもありがとうございました。

 しばしの休息のあと、和室の大広間にて懇親会が始まりました。 例年この場所で懇親会や深夜コーカスが行われるのですが今年は・・・狭かったです。 70人近くもの会員が一同に会し、歩くのも不自由なほどぎゅうぎゅうづめでした。 おかげで用意していたゲームなどは中止でした。ちょっと残念。 それでも懇親会では今まで話したことのない人と知り合ったり、知っている人でもじっくり話してより仲良くなったりと盛り上がっていたようです。 結局みんなとても楽しんでくれていたようで良かったです。 1万円以上買ったお菓子があっさり平らげられてしまったのには驚きでしたが(汗。

 懇親会の後はめいめいの部屋に戻りましたが、就寝する部屋、まだまだ雑談で盛り上がる部屋、 ファンDRを作る部屋などその中身は様々でした。 いつもの深夜コーカスとはまた違った雰囲気でしたが、これはこれで良かったです。

 朝、予定より少し遅れて第二会合が始まりました。 第二会合からはアメンドが行われる予定でしたが、その前にまずいままでの流れの確認等が行われました。 今回の会議は人数が多いので意見の共有も一苦労です。その後、会議が進み、フロントから書類の配布が行われ る用になるとやっとグループの間で交渉が行われるようになりました。このときにもやはり3年生が活躍、人数が多い中、 司会としてうまく話し合いをまとめていました。途中に流れや発言内容の確認をしたり、 新入生へ発言を促したりなど、見習う点が多かったです。

 二日目は終始アメンドに時間を費やしたのですが、指定時間にはまとまりませんでした。 内容が濃い話し合いをしていただけに皆悔しかったようです。 投票行動はコンセンサスではなく決議案を一つずつロールコールにかけていくこととなりました。 残念ながら、提出されていた決議案、両方ともが否決されてしまいました。

   今回のシミュレーションは、初めてであるにもかかわらず新メンがしっかりリサーチをし、 旧メンもそれに答えるようにしっかり新メンをサポートし、 いつものオリ合宿とはまた違った緊張感があり、 新メン旧メン入り乱れての活発な議論がありました。 決議が一本も出ない、という事はあったものの個人的には良い会議だったと思いますし、 おそらく多くの旧メン、新メンがそう思っているのではないでしょうか。 これもひとえにディレクター閣下、 そして新メン旧メンが協力してしっかりと準備をしてきた結果だと思います。 今回の会議について考えるところは人によって様々でしょうが、皆さん本当にお疲れ様でした。

 次は前期活動です。今回以上に頑張りましょう。



・前期会議ディレクターより

 こんにちは。ディレクの近藤です。みなさんオリ合宿が終わり 、すぐ前期の会議が迫っている今日この頃ですが、リサーチの ほうはどうでしょうか?国割りも暫定のものを発表したので、 まずは各国の基本情報からでも調べてみてください。

といっても、何を調べてよいのやら・・・という声が聞こえて きますので、土曜の論点整理でその辺のお話をしたいと思って います。また、リサーチの指針になるようなペーパーを配るの で、そのペーパーに沿って情報を集めてみてください。会議の 方向性については、今一度、BGの「はじめに」のところをよく 読んでください。「はじめに」をとばして読み進めている人も いると思いますが、それは少し困ります。一度読んで、みてく ださい。また、第9章の論点整理だけ読んでもおそらくわから ないと思います。それは、今回の会議は、ある種、今までの活 動の会議とは違うからです。実際には国連であまり議論が進ん でいない議題をあえて扱うので、論点整理と参考決議だけで会 議に臨むのは難しいと思います。それゆえ、こちらから提供す べき情報も増えるので今週の論点整理の議題解説で会議の方向 性が見えるように、解説をするつもりでいます。今週の論点整 理後に、まだしっくりこないというときは、質問をしてほしい と思います。

では、前回の議題解説の内容を復習したいと思います。前回の 議題解説は、「PKOから学ぶ紛争予防」ということで、鹿取く んが担当してくれました。講義の内容は大きく分けて三つ、ソ マリアの例、ルワンダの例、マケドニアの例でした。ソマリア とルワンダに関しては、前々回の西山さんの議題解説でも扱っ ていたので、内容を再確認しつつ、そこから国際社会は何を学 び取るべきかというところに解説の焦点が当てられていました ね。マケドニアに関しては、ソマリアやルワンダの例とは違い 、PKOが成功した例だと言われるものでした。そのマケドニア では、何が成功の鍵だったのか、それを学びとることが目的で した。

したがって、このフォローメールでも、国際社会は、ソマリア 、ルワンダの失敗から何を教訓として学び、マケドニアの成功 例から何を今後引き継いでいくべきなのかについて復習したい と思います。

■ソマリアから学ぶべきこと

ソマリア内戦の事実関係については二回の議題解説とBGで十分 理解していただけたと思います。それでは、ソマリアの例を通 して国際社会に必要とされたものは何だったでしょうか?それ は、国連側とアメリカの意見の不一致がソマリアにおける活動 を難しくさせていたことからわかるように、共通理解が必要で あるということが一つです。この共通理解が意味するところは 、紛争予防活動を行う主体間で、@誰が関与・介入するのか、 Aどのような方法で関与・介入するのか、B何に対して関与・ 介入するのか、といったことに対する見解の一致です。このソ マリアの例で言いますと、国連は武装解除の必要性までも主張 しましたが、アメリカはその必要性は感じていませんでした。 国連はアメリカなりの関与を事実として知り、アメリカは国連 側が求める関与の仕方を知っていたでしょう。しかしながら、 両方のアクターはただ、お互いのよかれと思う方法について知 っていただけであって、そこでどちらかの方法に同意して共同 で、協力して紛争に対処するということは欠けていたのです。 そこには、お互いの紛争対処の仕方への認識はあったものの、 共通した紛争対処の方法で活動を行うことはなかったのです。 ここに問題があるわけです。紛争への対処というものは、非常 に複雑で難しいものです。だからこそ、対処にむかう側のなか で、しっかりとした共通の認識をもっていなければ、その活動 も効果的なものにはなりえないのです。

もう一つ、ソマリアの例を通して必要性が明らかになったもの は、紛争予防活動を行う主体間の連携の確立です。先ほど 述べたことにも共通しますが、対処する側が協力しなければな りません。紛争予防を行うアクターとしては、まずは、PKOを はじめとする国連の機関。国連難民高等弁務官事務所などもそ うです。そして、地域機構。代表的なのは、NATO(北大西洋条 約機構)。ほかにも、BG第6章〜第8章にあがっているように、 欧州安全保障協力機構(OSCE)、アセアン地域フォーラム(機 構とよばれるまでには発展していない)、アフリカ連合(AU  前身はアフリカ統一機構OAU)、米州機構(OAS)などがあります 。また、各国政府単位でも支援、援助や、NGOの活動なども紛 争予防には含まれています。これらのアクターすべてがばらば らい活動を行うとどうなるでしょう?各々がよかれと思ったこ とを行うわけですが、そうすると、一つの物事対して複数の情 報が流れることになります。事実関係を示す複数の異なった情 報が流れると活動する側の中でも情報が錯綜して有効な対処が とれなくなってしまいます。そのようなことを避けるためにも 情報を管理するシステムなどが必要になります。

したがって、紛争予防を行うにあたっては、活動を行う側が共 通した紛争対処のコンセプトのもとで、協力する必要があるの です。

■ルワンダから学ぶべきこと

ルワンダの例ではなんと言っても、ジェノサイドを防ぐことが できなかったことが一番の問題点でしょう。その際、ジェノサ イドが実際に起こる前に、その危険性が予期されていたにもか かわらず防ぐことができなかったことが失敗につながったとい えます。そこで国際社会が学んだのは、早期警報、早期行動の 重要性ですね。早期警報というものは、紛争当事国の中から発 せられる警報です。ルワンダでは「ジェノサイドがおこりそう だ」という警報は外部に向かって発信されていたのです。しか しながら、国際社会は早期行動をとることはできなかったので す。予防措置は、取られる時期、段階が早ければ早いほど、有 効にしかも少ない人的被害で働くということは指摘されていま す。つまり、紛争当事国内部からの、国際社会に向かう早期の 段階での警報と、その警報を察知した国際社会の迅速な措置が もとめられているのです。

早期警報と早期行動、これがルワンダが国際社会に残した課題 です。

■マケドニアの成功の鍵

マケドニアが成功した要因は、ルワンダでの失敗要因を成功に 転じることができたからであるといえます。すなわち、旧ユー ゴ地域で発生していた紛争がマケドニアに飛び火する危険性を 早期に察知したマケドニア自身が軍事監視団を要請し(早期警 報)、また早い段階でUNPROFORを展開できた(早期行動)ので す。これが成功につながったといえます。 マケドニアの例は、ルワンダの例を通して国際社会が必要性を 感じて行った措置が実際に有効であったことを示すよい例であ るといえます。

すなわち、これら三つの例を通していえることは、共通理解を 創設、連携の確立、早期警報、早期行動が紛争予防を成功に導 くものであると同時に、国際社会が求められているものである ということです。

以上が前回の議題解説の内容です。もう一度、レジュメ、BGを 見直し、確認しておいてください。

近藤真由美




・写真
さあ、会議の始まりです
さーどうしようか・・・。
調子はどうよ?
さーて、どこに行こうか。
お疲れ様〜
わいわい、がやがや。
バナナ万歳!
寝むひ・・
新メンも盛り上がってます。
異色の組み合わせ?
UNSOM出しすぎてお疲れです。
やっぱり酒でしょ。
やっぱ俺がいないと、ね。
2日目、さぁ今日も頑張るぞ。
昨日の確認をはじめまーす。
うーん。
ちょっと一息。
(喋るの早すぎて書けないって・・・)
眠い・・ぃ・・zzz
これでいい?
むむ・・むむむ。
美白。
旧メンの貫禄たっぷりです。
成る程成る程。
(時間大丈夫かなぁ)
「えーと、この件についてはこれでいいでしょうか?」
議長交代?
ねえ、今日の昼ごはんどうする?
(そろそろアレを出す時だな。)
自分の名前って書いていいのかな?
後ろで何をやっているんでしょうか。
おめでとー
(ああ・後ろになんかいるよ。)
やったぜ。
いぇーい。
(喜)
わーい、ありがとぉ
え、なんかくれんの?
模擬国は辞めませんよ。



恒例の記念写真です。クリックすると拡大します。
配布物
・Press Release (html) (word)
・議題解説レジュメ「PKOから学ぶ紛争予防」(鹿取) (html) (word)
・レジュメ「プロシージャーの説明」(水谷) (html) (word)
・課題3 (html) (word)
・課題2回答 (html) (word)



提出物
・課題3 近藤まで

勿論、5月29日(土)の活動の直接での提出も受けつけます。課題、頑張ってください。



5月29日 第4回勉強会


 先日第4回勉強会がありました。いよいよ最後の勉強会です。今日の内容は山谷による 議題解説、「国連、地域機構と紛争予防」と前期会議ディレクター近藤の 「論点整理」でした。今日は少々人数が少ないようでしたが久しぶりに活動に参加してくれた会員も数人いました。

 山谷による議題解説では誰が予防行動の主体となるのかという視点から 、国連やその他の地域機構について学びました。国連のPKO、そして地域機構の性格は 大きく異なっています。性格の違うアクターがどのように連携し、予防行動を実施していくか、 論点と直結している議題だけによく考えて会議にのぞんでほしいです。

  続く近藤の論点整理では今まで勉強してきた内容を踏まえたうえで、 各論点について説明をしました。今回の会議は少し今までと色が違ったものですので会員もやや 戸惑い気味ですが最後にしっかりとまとめを行うことですっきりしたようです。

 前期最後の勉強会にしてやっと人数が安定してきました。 最初は他人行儀だった新入生の間でも、だんだんとお互いの事がわかってきたようです。 会議を進めていくうえでも、人と人のつながりは重要ですので今後もさらに親睦を深めていってほしいです。

ディレクより

こんにちは。ディレクの近藤です。皆さん、今週の土曜から、 いよいよ会議が始まりますが、リサーチは進んでいるでしょう か?新メンの人は、同じ大学の旧メンや、私にわからないこと があれば尋ねてくださいね。 今回のメールでは、前回の勉強会内容の復習に加えて少し、連 絡をしたいと思います。とても重要なので、見落とさないよう にしてくださいね。

■連絡事項(非常に重要)

@BGの一部訂正 Aメール交渉について Bワーキングペーパー提出について

以上の三点について、連絡したいと思います。まず、@につい て。BGの81ページの脚注51と52の内容が逆になっています。申 し訳ありませんが、訂正をしておいてください。

Aについて。メール交渉というものを、今週土曜の会議後から 行っていってもらうのですが、その際にあて先にディレクと議 長のアドレスをいれてもらいたいと思います。アドレスに関し ては、土曜にもう一度連絡します。メール交渉については、新 メンの人はよくわからないと思うので、簡単に説明します。会 議は毎週土曜しかありません。でも土曜の活動中だけで交渉し て最後の決議にもっていくのは大変なので、月曜から金曜の間 に、メールで自分の国を立場が同じ国の大使と意見を調節した り、または違う国々に自国の方針を示したりします。この交渉 をしっかり行っておきますと、会議でグループが形成された後 に、グループ間で交渉する際などに役立ってきます。そのため 、大使のみなさんにメール交渉をおこなってもらいます。その 際に、交渉内容をフロントとして把握しておきたいので、ディ レクと議長のアドレスをあて先に加えてください。

Bのワーキングペーパーの提出について。ワーキングペーパー 自体の説明は前回の活動で、水野君がしてくれたとおりです。 そのワーキングペーパーを1stミーティングで提出したいと思 っている大使の方は、今週の金曜、6月4日の23時までに提出し てください。もちろん、当日にフロッピーなどにいれて私に提 出してもらってもよいのですが、チェックや印刷を経てからし か配布できないということになりますので、1stミーティング でワーキングペーパーをすぐだしたい人は、金曜の23時までに ディレク(betsy_mayumi@yahoo.co.jp)まで提出してください 。そうしてくれました分は、5日の土曜の会議が始まるのとき に配布可能なかたちにしておきますので。よろしくお願いしま す。

以上が連絡です。では前回の復習に入ります。

■前回の復習

前回の議題解説は、
@国連、地域機構と紛争予防(山谷担当) A論点整理(近藤担当)

の二本でした。今回は、両方の議題解説の内容が深くかかわっ ているので、あわせて復習していこうと思います。

まず、山谷さんの「国連、地域機構と紛争予防」の講義で一番 重要であったことは何でしょうか。レジュメの最後に書いてあ りますが、簡単に言いますと、国連、地域機構それぞれで紛争 予防の活動を行っていますが、紛争予防の捉え方も違っていれ ば、活動のやり方もちがうということです。国連が紛争予防を 行う場合には、PKOを中心に行っていくであろうことが考えら れますが、PKOの様々な限界があります。この限界については 、何度も繰り返し勉強会で説明してきましたが、つまりは、伝 統的PKOの限界であり、平和強制活動の失敗を意味しています 。伝統的PKOでは、結局派遣時期が遅いために、後始末的な対 処しかできないことなどが指摘されていますし、平和強制(執 行)に踏み切った場合は、PKO自身が中立性を失い、紛争当事 者となってしまうといった失敗がりました。これらの現状を踏 まえて国連の紛争予防を考えていまねばなりません。また、国 連がそれぞれの地域すべての事情に見合った対処をすることは 難しいことから、地域機構の重要性も説明してもらいました。 その地域機構では、それぞれの地域の特色、事情を十分考慮し た紛争予防活動が行われることが期待されますが、実際問題と してはなかなか難しい段階にあります。それらの問題点に関し て、今回の会議でも克服していこうというわけですが、その際 の論点を今一度確認しましょう。

☆論点 @紛争予防の定義づけ
A紛争予防の実施主体(主導権の所在)
B紛争予防の実施手段(強制力の有無など)
C紛争予防システムの構築

以上4点を今回は論点としてあげています。それぞれについて もう少し詳しくみていきます。

@の定義づけの問題はA、Bと深く関係しています。まず、紛 争予防を定義づけするとはどういうことなのかというと、紛争 予防を国際社会が進める上で、誰が、どのような方法で、何に 対して(どんな紛争に対して)関与するのかということを明ら かにすることです。紛争予防を一口に行うといっても、これら の3点が明らかになっていないと、紛争予防は「絵に描いた餅 」状態になってしまいます。有効な効果を発揮できないのです 。そのため、これらの点を明らかにするkとが国際社会でも求 められているわけですが、その際に忘れてはならないことがあ ります。それは、一番最初の講義であったように、冷戦後の紛 争の8割が国内紛争であるということです。つまり、「何に対 して(どんな紛争に対して)」紛争予防を行うのかを考えるに 当たって、この国内紛争の存在は無視できないのです。国家間 紛争への対処手段は、国際社会はもっていますが、国内紛争に は有効な対処法を持ちえていません。したがって、紛争予防と いうのは、言葉をかえると、「国内紛争にどう取り組むか」と いうことになるのです。

では、紛争予防の定義として、その対象を「国内紛争も含む」 と決めてしまえばいいじゃないかと思うわけなんdねすが、そ うもいかないんですね。なぜかというと、国連憲章第2条7項に 内政不干渉の原則というものが定められているからなんです。 内政不干渉の原則とは、読んで字のごとくなんですが、「ある 一国の国内で起きていることに対しては、国際社会は、よっぽ どのことがない限り口を出してはいけませんよ。」ということ なんです。すなわち、国内紛争も、この国内で起きていること に含まれるので、国際社会は、やすやすと紛争予防の対象を国 内紛争にまで広げて決定すことはできないのです。ここに、国 内紛争への対処の必要性と憲章の内政不干渉の原則という二つ の難しい問題が発生しているのです。

では、実際にはどんな議論が展開されているのか、といいます と、欧州地域(OSCE)では、国内紛争に対する取り組みの重要 性を強調しています。なぜかというと、ヨーロッパといわれる 地域の中でも、西欧には国際的にも国内的にも問題(紛争にな りそうな)を抱えている国は、一見見受けられないのに対して 、東欧といわれる地域、つまりは旧ソ連地域には、国内紛争の 危険性が多いにあります。これらの旧ソ連地域の国内紛争が、EU の東方拡大と相まってヨーロッパ全域に波及するのを、欧州(OSCE) などは恐れているのです。したがって、欧州は、国内紛争への 対処に力をいれたいのです。

一方、アジアはといいますと、紛争予防の活動対象を厳格に国 家間紛争に限定しています。なぜかというと、今の国際社会の 東アジアの状況を考えてみてください。休戦状態の朝鮮半島、 インド・パキスタンのカシミール紛争、スプラトリー諸島の領 有権問題、などなど沢山の国家と国家が対立している様子が伺 えます。このように、アジアでは、欧州とちがい 依然として国家間紛争の危険性が残るため、国家間紛争への対 処が必要であると考えられています。しかし、理由はこれだけ ではありません。先程のべた、内政不干渉の原則の問題と関係 しているのですが、ARF(アジア地域フォーラム)が国内紛争 への対処まで紛争予防という名のもとに行うのを渋る理由は、 中国やロシアといった国の存在があります。この二カ国が共通 して抱えている問題の一つに、民族問題があります。中国は、 チベット自治区の問題、ロシアはチェチェン共和国問題を抱え ています。もし、紛争予防という名のもとに、国内紛争への国 際社会の介入が可能になると、自立、独立を目指す国内の民族 の感情に火をつけてしまう恐れがあるのです。そのため、中国 、ロシアは国内紛争を紛争予防という形で扱うのはよろしくな いと思っています。ほかに同様に内政干渉をいやがる国として は、ミャンマー、ベトナム、マレーシア、キューバなどありま す。

しかし、最近の流れとしてこういったアジアでも国内紛争への 対処をだんだんしていこう、内政不干渉の原則を見直していこ うという流れなあります。それが、タイのスリン外相が出した 「柔軟関与政策」に現れています。

他方、アフリカはというと、国内紛争が悲惨です。これは創造 がつくと思いますが、議題解説でも説明したように、ルワンダ 、ソマリアの例を考えてみてください。両方とも国内でジェノ サイドがおこったりしていますよね?アフリカは破綻国家と呼 ばれる国々も多数存在していますし、国内紛争への対処が急務 であるといえます。

三つの地域のことを比較しましたが、これらの地域間、特に、 アジアと他の地域の間で認識にズレがあります。このズレを克 服できるように、みなさんに議論していただき、紛争予防が効 果的に行われるようにしていってもらいたいと思います。

Aの実施主体について。これは、紛争予防の実施主体の多様化 に伴って、その主体間の連携が求められていることに関係して います。すなわち、多様化した、紛争予防のアクターをだれか (どこかの機関)が統率する必要性が生まれているということ です。実施主体についてはBGにたくさんあげましたが、国連、OSCE 、ARF、AU、NATO、OAS、など地域機構、国連難民高等弁務官事 務所、国連開発計画など国際機関、各国政府、NGOなどいろい ろあります。これらがすべてばらばらに活動をしてところで十 分な効果は望めません。なので、どこらの機関がまとめる必要 があるわけです。そして、考えられる方法として、

@国連主導ケース
A地域機構主導ケース

をあげました。しかしながら両方ともメリットとデメリットを 抱えているのです。このことに関してはBGの第9章論点整理の ところに書いています。@の国連主導ケースでいって、正当性 でもって国際社会に受け入れられやすい形を採用すべきか、A の地域レベルで動ける、小回りのきく地域機構主導でいくべき か、はたまた新しい機関をつくるべきか、議論してもらいたい と思います。

Bの実施手段についてですが、これは、PKOにこだわらず、地 域機構に関しても、強制措置はどの程度必要なのかについて考 えてもらいたいと思います。強制措置を行使して失敗したPKO の例についてはBGでも議題解説でも扱いましたので説明しませ んが、強制措置もよく考えてつかわないと失敗につながります 。しかし、伝統的PKOの限界、すなわち後始末的なことしかで きないことや、平和的手段だけでは、紛争が発生してしまった 場合に、何の役にも立たないことを考えるろ、強制措置も幾分 か必要なのかもしれません。

実際には、国際社会で、紛争に介入する側の国と、介入される 側の国で意見がわかれているようです。すなわち、先進国と発 展途上国で意見が異なっているともいえるでしょう。介入する 側としては、「国際体系」の維持のために、憲章第7章下の強 制措置も含めた形で、紛争の発生前から、発生後いかけて、紛 争の全段階で取り組むべきだと考えています。介入される側と しては、強制措置を伴わない、憲章第6章下の平和的紛争解決 手段で、同意原則のもとで活動は行われるべきだと主張してい ます。ここにまた、考え方にズレがあります。実際に、アメリ カは強制措置を含む手段を考えているようですが、国連総会で も議論では、強制措置には慎重であるべきだといっています。 また、シエラレオネやハイチでは、民主主義的に選ばれた政治 的指導者が軍部などによって転覆されるとして、民主主義の維 持を介入事由に、国際社会が関与するといったことが行われま した。そして、このようなことは、ワシントン議定書で認めら れています。これも、いかにも、先進国といいますか、民主主 義の国は紛争を起こさないといった論理で動いているような感 じがします。

つまり、介入する側とされる側の意見の不一致がああるので、 その差をうめる努力をしていただきたいと思います。

C紛争予防システムの構築に関して。これは、大使の皆さんが 、対立するというよりは、協力して考えてほしい問題です。今 まで再三でてきた、早期警報システムであるとか、事実調査団 であるとか、オペレーションセンターの創設であるとかいった ことを具体的に国際社会としてどうつくっていくべきか考えて ほしいと思います。また、アフリカの西アフリカ諸国経済共同 体(ECOWAS)が行っているような、武器の輸出入のモラトリア ムの実施であるとか、紛争の潜在的要因を解決していくための 方策についても考えていただきたいです。

以上、長くなりましたが、論点整理を中心に復習しました。こ こで、確認しておきますが、会議では、とりわけ、紛争の発生 の予防についての対処を重視したいと思います。

では、また質問などがあればどうぞ。前回の議題解説中にでた 質問に関しては、ペーパーで配るか、別のメールでお答えしま す。 土曜日の会議に向けてリサーチ頑張りましょう☆ WPは金曜23時までにくださいね。

近藤真由美

配布物
・Press Release (html) (word)
・議題解説レジュメ「国連、地域機構と紛争予防」(山谷) (html) (word)
・議題解説レジュメ「論点整理」(近藤) (html) (word)
・国割り決定版 (html) (word)
・ワーキングペーパーのススメ (html) (word)
・課題4 (html) (word)
・課題3回答 (html) (word)
・リサーチ状況確認ペーパー (html) (word)
・FunDR(非公開)
・Pewrsonal Data(非公開)

提出物
・課題4 近藤まで
・リサーチ状況確認ペーパー 近藤まで

勿論、6月5日(土)の活動の直接での提出も受けつけます。課題、頑張ってください。



6月5日 前期シミュレーション第一会合


 とうとう前期シミュレーションが始まりました。 シミュレーション開始ということで新入生も始めてのスーツでの参加です。 スーツ姿で集合した会員がひしめく会議場は本物さながらの迫力でした。

   今回は会議が始まる前にディレクの近藤から会議に関する諸注意がありました。新入生にとっては初めての(通常活動の) シミュレーションですので、前回休んだ新入生は必ず目を通してください。 「会議における注意事項」は下から閲覧する事が出来ます。

 今回の会合ではまず数人の大使が各々の政策を紹介した後、コーカスがとられて各地域ごとのグループで集まり意見交換を行いました。 前回形成されたグループは、アジア+オセアニア、アフリカ、東欧、西欧、ラテンアメリカ、中東グループなどでした。 人数の多いグループや少ないグループなど様々でしたので、討議の内容はグループごとによって違ったようです。 アジアグループは人数が多いために若干話が進みにくかったようですが、それとは対照的に西欧グループなどは円滑に話が進んでいたようでした。

 また、今回の議題をすすめるにあたって、進行に関する建設的な意見がアメリカ、ロシア、フランスなどから出されました。 今後どういった形で会議を進めていくかについても然りと議論をしていかなければなりません。

 今回の会議は第一会合ということもあってか、はたまたリサーチが進んでいないということもあってなのか、 終始グループ内での意見の交換に尽きたようです。この一週間でどこまで準備を整え、 来週の会合に望むのかが今後の重要な鍵となってきそうです。各自自国のリサーチ、そして 今後の会議進行についてしっかやっておいてください。
 また、今回、公式発言やコーカスで発言が出来なかったといった新メン大使 は、反省を生かして次回、またその次と少しづつで良いので頑張っていきましょう。

配布物
・Press Release (html) (word)
・Working Paper1 submitted by Russian Federation (html) (word)
・Working Paper2 submitted by France (html) (word)
・Working Paper3 submitted by Myanmar (html) (word)
・Working Paper4 submitted by Unite States (html) (word)
・Working Paper5 submitted by Sierra Leone (html) (word)
・会議における注意事項 (html) (word)
・課題4解答 (html) (word)
・フォローメール (html) (word)
・国割り別メールアドレス一覧(非公開、欠席者は直接執行部へ。)


提出物
・ワーキングペーパーは金曜日の23時までに近藤へ提出してください。
 会議が始まる前などでも受け付けますが先着順に印刷を行うので相応の時間がかかります。



6月12日 前期シミュレーション第二会合


・ディレクから  

こんにちは。ディレクの近藤です。みなさん、メール交渉は順 調に進んでいるでしょうか?さて、前回のシミュレーションの 内容を、主に来られていなかった人に把握してもらいたくメー ルしました。なお、それぞれのグループごとのコーカス内容ま では、フロントで詳細を把握することが難しいので、グループ リーダーに直接たずねてくださいね。

では、2ndシミュの内容を簡単にまとめておきます。

前回は、まず冒頭に、フランス、アメリカ、ロシアのWPが提出 された後、非公式討議が導入されました。その場において 主に、ロシア政府から、今後の会議の方針の提案がなされまし た。その内容は、会議での議論を行いやすくするために、今一 度論点の区分を変えるというものでした。具体的には、

論点@紛争前における対処
論点A紛争後における対処
論点B内政不干渉について
論点C一般原則について

以上の四つにわけて今後言及していくということでした。また 、議論が紛糾すると思われる論点Bに関してはひとまず議論を 先送りにし、論点Cについては、簡単にその場でロシア政府に よって認識の確認が行われました。 そして今後は、まず、論点@、Aについてグループ内でワーキ ンググループをこの二つの論点に対して、分かれて文言を考え ていくという案がだされました。

その後、各グループの一週間のメール交渉の成果、現状報告が 行われました。

なお、ここにいたるまでの非公式討議が40分にわたり、今回の シミュレーションは、公式発言の消化があまり進みませんでし た。公式発言で、自国の主張を行うことはとても重要なので、 今後はこの点に関してすこし注意していければよいよ思います 。

非公式討議のあとに、公式発言がはいり、また前回同様コーカ スが導入され、議論が行われました。コーカスの内容は、やは り、グループごとに分かれて、今後の方針の確認が行われまし た。この段階でかなり説明の時間を要したグループもあったよ うですが、まずはグループ内で意見をシェアすることは重要で あると思います。さらに、グループ内で、ロシア政府による提 案にしたがって、論点@とAにわかれるという、作業が行われ ました。

そして最後に、次回のシミュレーションまでに各グループが行 うことの確認をし、会議は終わりました。

前回のシミュでは、レビューのときにもいいましたが、少し全 体もしくは、グループ内での意見のシェアがうまくできていな かった側面がありましたので、そこを改善していければよいと 思います。とは言いつつも、土曜日以降のメール交渉をみてお りますと、各グループとも積極的に交渉を行っていることが伺 えますし、グループリーダーの頑張りには目を見張るものがあ ります。グループ内での意見のシェア、今後の方向性、現状把 握といった面でとてもがんばっていると思います。また、新メ ンの主張にもしっかりとしたものが多く、たのもしく思います 。あとは今週のシミュと来週の合宿でしか、全員が直接交渉を する機会がありませんので、メール交渉などで、できることは 行っておき、会議が充実したものになるように、交渉していき ましょう。事前の交渉が綿密であればあるほご、会議で動くと きに効率がいいのは言うまでもないことです。また、公式発言 をまだされていない大使の方はぜひ行ってみてくださいね。

それでは、土曜日に会いましょう。

近藤真由美
配布物
・Press Release (html) (word)
・Working Paper6 submitted by France (html) (word)
・Working Paper7 submitted by United States (html) (word)
・Working Paper8 submitted by Russian Federation (html) (word)
・Working Paper9 submitted by United Kingdom (html) (word)
・Working Paper10 submitted by Canada (html) (word)


提出物
・ワーキングペーパーは金曜日の23時までに近藤へ提出してください。
 会議が始まる前などでも受け付けますが先着順に印刷を行うので相応の時間がかかります。



6月19日 前期シミュレーション第三会合


前期シミュレーションの3日目、今日は活動場所がいつものプレラにしのみやではなく、 その近くにある西宮市市民交流センターでした。いつもとは違った雰囲気の中、 今日も白熱した議論が戦わされました。

シミュレーションも3日目になります。 ある程度の進み具合の差はありつつも、各グループそれぞれで方向性が定まってきています。 今日の会議時間は終始グループ内での詰めに費やされたようでした。 やや出遅れた感があったアジアグループは先週からやっとメール交渉が活発になってきており、 今日の活動はその確認作業やメール交渉に参加できていなかった大使との調整に費やされました。 アメリカを中心としたグループ、欧州諸国のグループなど、その他のグループもそれぞれに交渉を進め 会議時間の大部分はコーカスに費やされました。

この日は交渉も活発に行われましたが、見学者も大勢いました。卒業された先輩方、 シミュレーションには参加していない会員、そして模擬国連に興味を持つ見学者などです。 シミュレーション参加者は自分の交渉で精一杯でしたが、 会員の見学者も多かったためうまい具合に外部からの見学者のフォローができていたと思います。 後期からはまた新たな参加者が集まるのかと思うとわくわくします。

前期のシミュレーションもあとは合宿を残すのみとなりました。 やや進行が遅れているグループなどはこの一週間しっかりとメール交渉をして頑張ってください。

翌日に関西大会の会議の一つである安全保障理事会の予行演習が行われました。 神戸研からも数名参加した用で中々の盛り上がりを見せたようです。 関西大会は夏で一番のイベントですので皆さん参加してくださいね。

配布物
・Press Release (html) (word)
・Working Paper11 submitted by (html) (word)
・Working Paper12 submitted by Japan (html) (word)
・Working Paper13 submitted by Sierra Leone (html) (word)
・Working Paper14 submitted by Cuba (html) (word)


提出物
・ワーキングペーパーは金曜日の23時までに近藤へ提出してください。
 会議が始まる前などでも受け付けますが先着順に印刷を行うので相応の時間がかかります。
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