リサーチの手引き(実践篇前編)
1. リサーチの手段
リサーチの手段は、主に@BG、A書籍、Bインターネット、Cその他からなります。以下では2週に分けて、これらのリサーチ方法について説明したいと思います。
2. BG
長所
・ 会議に必要な情報ばかりが凝縮されているので、議題についてリサーチするときには大変役立つ。
・ 執筆者が身近にいるので、わからないことや詳しく聞きたいことなどを直接聞くことが出来る。
短所
・ 会員全員に向けて作られたものなので、重要な地位を占める国以外は、詳しい記述がない。担当国についてのリサーチにはあまり向かない。
つまり、BGの特徴は会議に際して知っておくべきことを抽出したものであり、突っ込んだ内容は触れられていないということです。BGは会議の大まかな流れや基本的な知識を得るには役立ちます。しかし、担当国が深く関わる論点についてじっくり調べたいときや、担当国の情勢そのものを調べたいときには向きません。ただ、BG自体には踏み込んだ内容は書かれていませんがBGの執筆者はそれぞれの担当箇所について深い知識を持っています。彼らをうまく利用することで効率よく深い知識を得ることが可能です。
3. 書籍
長所
・ 一冊の本を読み終えると、包括的な幅広いものにしろ、ひとつのことに焦点を絞ったものにしろ、まとまった知識が得られる。
短所
・ 書籍は良し悪しがあるので、いい本を見つけるのは難しい。
・ 自分の知りたいことについて書かれたものを見つけるのが大変である。
書籍は、リサーチにおいて最も基本となるものです。自分は去年、インターネットの情報と、BGを中心にしてリサーチをしようと考えていました。しかし、そうするよりも実は本を一冊読んでしまった方が効率がいいのです。なぜならインターネットのようにばらばらになった情報を自分で集め、つなぎ合わせるのは非常に大変だからです。書籍は、すでにプロによって体系的に情報がつづられたものですし、それだけではなく情報についての解説も充実しています。ですから、本を一冊読んでしまえば非常に効率よく知識を仕入れられるのです。
ただ、書籍を利用する上で大変なのが本を探すことです。ある議題についての書籍が多く出版されている場合は選ぶのが大変です。誤った本の選び方、読み方をしてしまうとどうでもいいようなことを延々と読むことになってしまい、逆に効率が悪くなってしまいます。また、自分の知りたいことをずばり扱っている書籍が中々無いということも考えられます
ではそういう場合、どうするべきなのでしょうか。まず議題について書かれた本がありすぎて選べない場合ですが、そうした場合は「参考文献」を参照してください。参考文献は、ディレクの近藤さん始め、BGの執筆者に直接聞いてもいいですし、BGの各章の最後に書かれているものを参考にしてもいいでしょう。ちなみにウェブ上の神戸研究会のコンテンツにも参考文献(リサーチソース)が掲載されています。
次に、自分の知りたいことについて書かれた本がない場合です。そうした場合は図書館に言って地道に探すのもありですが、ここではいくつか違ったやり方を紹介したいと思います。
・ インターネットで図書検索
知ってはいても使ったことはない、という人は多いのではないでしょうか。現在、大体の図書館にある本は家にいながらにして調べることが出来ます。例えば、「神戸市図書館情報ネットワーク詳細検索OPAC」では神戸市立図書館の本を検索することが出来ます。(神戸外大図書館も市立ですので検索可能です)。他にも神戸大学なども検索システムがあります。これも神戸研究会のコンテンツのリサーチヘルプに掲載してありますので参照してください。
・ アマゾン
これは有名ですね。アマゾンでは本を検索して、購入することが出来ます。アマゾンには新品のものだけではなく中古のものもあります。アマゾンなどの良いところは図書館検索よりも多くの情報(内容紹介など)がネット上で見られることです。今までアマゾンを使ったことがない人は是非試してみてください。
本を買った人のレビューや書籍データも充実,中古の情報もあります(amazon.co.jp)
と色々書いてきましたが、「BGを読んだ後に一冊でもいいので議題について書かれた本を読むことが望ましいです。」とディレクの近藤さんが言っていましたので頑張ってくださいね。
次回はインターネットの利用についてです。インターネットでのリサーチは書籍と比べると補完的な色合いが強いですが、だからと言って侮ることは出来ません。また、コツさえつかめば短時間で多くの情報を集めることが出来ます。家でネットがつかえない人でも大丈夫、是非学校で試してみてください。