2005年 後期議題
こんにちは。神戸研究会後期活動の会議監督を務めます大川孝司です。これから約2ヶ月間後期活動を行っていきますので、よろしくお願いします。後期の議題は、「水問題」となっています。ここでは、水問題を扱う意義、設定会議について簡単に説明したいと思います。
【水問題を扱う意義】
現在の国際社会には様々な問題が存在しています。テロや核、小型武器のような安全保障を脅かすような問題もあれば、難民保護や女性の権利など、人権に関する問題もあります。そして、地球温暖化に代表される環境問題ももちろんあります。
では、水問題というのはどういった問題と言えるでしょうか。水問題というのは、これら全てを含み、1つの問題だけでなく、様々な問題に関連し、この問題が解決されなければ、国際社会の平和も安全も、安泰もないと言えるほど重要な問題です。詳しくは、BGの中に書いてありますが、現在、水は大変な危機を迎えています。この水の危機を解決することこそ、21世紀の最大の課題であると言えます。
また、重要なこととして、日本人は水問題に関心が薄いと言われています。というのも日本は、世界では稀にみる水に恵まれている国です。また、物資に恵まれている国でもあります。蛇口をひねれば水は出てくるし、飲料水に困ることはありません。日本でも水不足となることがありますが、生活ができなくなってしまうほどの大きな問題に発展することはありません。そのため、日本では水問題への関心が低くなってしまうのです。
今回の会議は、我々日本人の意識を変化させることも1つの目標であると言えます。毎年、3月22日は国連水の日です。そして今年の3月22日からは「命のための水」国際行動の10年となっています。近年では、水に関する会議も多くなってきています。まさに今がこの水問題に最も関心が集まっている時期とも言えるでしょう。また、関心を高めなくてはいけないほどの危機でもあるということでもあります。そこで、今この水問題について話し合わなければいけないのです。
【設定会議について】
今回の議題は、『「命のための水」国際行動の10年』となっています。これは、今年2005年から2015年までが、「命のための水」国際行動の10年というように設定されており、これに沿ったものとなっています。
さらに、2005年というものが示すように、この取り組みは今年から始まっています。よって、これまで取り組まれていなかった新たな取り組みであるとも言えます。この新たな取り組みに向けて今回の会議でどういった結論を出すのか。この10年を考える上で重要な位置づけになると思います。
また、「命のための水」という言葉はいったい何を示すのでしょうか。もちろん水は人間が生きていくのに必ず必要不可欠なものであるという認識は皆さんが共有していると思います。特に、飲料水に関しては、その傾向が一層強いと言えます。しかし現在世界中には、安全な飲料水を十分に利用できない人が12億人もいると言われています。そして、我々が生活していく上では、飲料水以外にも多くの水が必要となってきます。つまり、我々の命は、水に預けられていると言っても過言ではないのです。会議においては、水というものの重要性を今一度考えた上で、どのような解決策が見出せるのか考えていただきたいと思います。