紛争終了後の平和構築と開発」 国連総会本会議(GA-Ple)

募集定員
36名
会議監督
住田あゆみ (神戸研究会、大阪市立大学法学部3回生)
議長
田村銀河  (神戸研究会、神戸大学国際文化学部3回生)
セクレタリー
松下洋士  (京都研究会、同志社大学政策学部3回生)
使用言語
日本語/日本語/英語 (公式/非公式/決議)

冷戦終了後に急増した紛争とは、国連が掲げる持続可能な開発および平和構築へのさまざまな取り組みを阻害するものでした。そのため、国連及び国際社会は紛争の終了に向けて努力をしてきました。

しかしながら、紛争終了とはあくまでも紛争自体が終了したことを示すに過ぎません。紛争は治安を悪化させ、政治体制の機能を低下させ、人命を奪い、開発を阻害し、経済的・社会的打撃を当事国及び周辺国・国際社会に与えてしまうものです。安全保障や持続可能な開発等、多面性を内包する問題をどう解決していくかについて国際社会は包括的に取り組んでいかなければなりません。

東ティモールやシエラレオネ等、紛争によって未だ様々な問題を抱える国々は多くあります。紛争は終了したもののその後実質的な平和構築に至ったとは言えない、という例は枚挙にいとまがないと言えるでしょう。また、紛争終了後五年間の間に紛争が再発してしまった例は全体の実に50%以上であると言われています。

紛争終了後の平和構築はなぜ成功しないのでしょうか。

平和構築とは、安全保障面の取組み、政治的取組み、及び開発という三側面からのアプローチが必要であり、一国のみならず国際社会の安全保障にかかわる重要なトピックです。従来は安全保障面での取組み(主に紛争の終了自体)を成功させれば紛争終了後の平和構築は達成されると思われていましたが、その後経済的・社会的発展へ結びつかないばかりか前述したように紛争が再発するという事態が多数起きました。両者間には大きなギャップがあり繋げるためには三側面からのアプローチ全て、その中でも特に今までフォーカスされて来なかった開発のアプローチが必要且つ重要であるという認識が広まりました。三側面からのアプローチは相互に関係し、包括的に取組むことによって紛争の再発を未然に防止し、そしてその後の持続可能な発展を促進することができると言えます。

真の平和構築とは何か、達成するためには如何なる手段を国際社会はとるべきなのか。参加者のみなさんには一国の代表者であり国際社会の一員である大使として議論していただきたいと考えています。


【参考文献】
Albrecht Schnabel and Hans-Georg Ehrhart編 『Security Sector and Post-Conflict Peacebuilding』(United Nations University、2005年)
篠田英朗著 『平和構築と法の支配 -国際平和活動の理論的・機能的分析』 (創文社、2003年)
稲田十一編 『紛争と復興支援 -平和構築に向けた国際社会の対応』(有斐閣、2004年)
Kofi Annan 『In Larger Freedon: Towards Peace, Security and Human Rights for All』(United Nations / General Assembly 59th Session, Report of the Secretary-General (A/59/2005)、2005年)
戻る