第5回模擬国連会議関西大会は、無事終了いたしました。

参加者の皆様をはじめとして、ご協力を賜った皆様方に厚く御礼申し上げます。
第6回模擬国連会議関西大会にも多数の方のご参加を頂けますようお願い申し上げます。
皆様方のご参加を心よりお待ちしております。

                 第5回模擬国連会議関西大会 運営事務局員一同

1.KMUNC05概要

名 称: 第5回模擬国連会議関西大会
      The 5th Kansai Model United Nations Conference(KMUNC05)
期 間: 平成17年8月8日(月)~10日(水)
会 場: 京都宝ヶ池プリンスホテル
対 象: 大学生、大学院生を中心とし、高校生、社会人など
参加費: 22,000円 (朝食・昼食・夕食 各2食付)
主催団体: 関西模擬国連・模擬国連委員会
後 援: 外務省  京都市  財団法人京都市国際交流協会
協 賛: 三菱製紙株式会社 近畿コカ・コーラボトリング株式会社
運営責任者: 第5回模擬国連会議関西大会運営事務局
お問い合わせ先: kmunc05-info@kansai-mun.org



2.事務総長挨拶

 国連は今年で創設60年の還暦を迎えました。
 私は、国連は「共生の場」だと思っています。つまり、私たち人類が共に生きることを模索する場だと考えます。各国の国益と主張が衝突するのは当然のことでしょう。
しかし勝者だけが勝ち残り、すべてを手に入れるThe winner takes all ではなく、お互いが何かを得られる場であるべきだと思います。

  今日、世界に渦巻く「マネー」資本主義。その中でますます広がりを見せる貧富の格差、競争を煽り、礼賛する風潮。そして、絶えることの無い紛争やテロがあります。
私たちの周りには、考えや立場の違う人がたくさんいます。
でもその隣人たちと共に生きていかなければならないのも事実です。そのためにはお互いのことを知り、共に生きるために何ができるかを考える一連のプロセスが大切になります。
国連大使に扮して、外交の難しさを、考えの異なる人間が共に生きる難しさを、そして同時に分かり合える喜びを噛み締めて欲しいと思います。その経験は、将来外交官や国連で働く人だけではなく、社会に出て、多くの人と出会い、共に生きていかなくてはならないすべての人にとって、きっと有益なものとなるでしょう。

 一昨年は「対話」、昨年は「継続」。そして今年は、「再生する国連―新たな均衡の模索を通じて―」を意識しながら参加者にはこの2泊3日の大会に取り組んでもらいたいと思います。
難しい問題の中に潜む埋まりそうにない溝、その溝に架ける均衡の橋の模索。
この大会テーマが参加者の「考える」一つのきっかけになればと思います。

 模擬国連は、勝者・敗者を決める競争ではなくて、共に生きることを考えることで、お互いが成長する「切磋琢磨」の場所です。そして今大会は、そのように自分を成長させる一つの機会、チャンスです。この機会に是非挑戦してください。決して損はさせません。多くの出会い、感動、発見があなたを待っています。そして関西大会で何かを得てもらいたいと思います。

 私たち大会事務局員は、参加者にそうした自分の成長を感じられる「喜びの場」を提供したいと考えています。
 当ウェブサイトをご覧の皆様の参加を、心よりお待ちしております。それでは、大会当日に皆様に会えることを楽しみにしています。



                        第5回模擬国連会議関西大会事務総長 井床利世


3.大会テーマ

「再生する国連—新たな均衡の模索を通じて—」

 第二次世界大戦終結から60年目を迎える今年、国連もまた創立60周年を迎えます。国連が歩んできたこの60年は、国際の平和と安全を第一義としながら、国家間関係のダイナミズムの中で国連憲章の理念を実現に近付けようという格闘の連続でした。
そして軍事力の行使が未だ機能している現在の世界において、また貧困および環境問題の打開策が早急に求められている現在の世界において、国連は国際政治の舞台で主要なアクターであることに変わりはありません。

 昨年度開催された第4回模擬国連会議関西大会では、「継続」を大会テーマとして掲げ、粘り強い対話を通じて双方の溝を埋める努力を続けてゆく「対話の継続」と、現在に至るまで解決をみることなく21世紀に持ち越された難問を人類の叡智を以て解決に導こうとする「努力の継続」を大会参加者に喚起しました。
今年の大会テーマ「再生する国連—新たな均衡の模索を通じて—」では、大会参加者自らが擬似的にではあれ会議において各国の主張を展開し合意を形成することを通じて、国連が多国間外交の最前線として一定の機能を果たし得る存在であることを喚起しています。

 過去60年の国連にまつわる種々の失敗を指摘する事はとても簡単なことです。
しかしそれは所詮、後知恵としか言えないのではないでしょうか。それは、国連憲章を掲げながら60年たった今でもその理念実現にはほど遠いことの責任を、「客体としての国連」に課しているに過ぎません。今大会テーマは、加盟諸国が合意形成に伴う産みの苦しみをより積極的に行ってはじめて未解決の難問解決への道を開く事ができるのではないかという提起を、参加者に行なおうとするものです。

 このテーマの下、大会参加者には「還暦」を迎えた国連の今後の姿について考え、参加会議において積極的に行動して頂きたいと考えています。

                        第5回模擬国連会議関西大会運営事務局 
                                     研究統括 今井和昌



4.大会ロゴ
                       
大会ロゴは、大会参加者が今大会のテーマ「再生する国連―新たな均衡の模索を通じて―」について考える際に視覚的なサポートを行うものです。

 再生というテーマからのストレートなイメージと、かのコロンブスが「敢えて最初に行なう」ことを厭わず卵を立てたように、各参加会議において自ら積極的に議論に参加してほしい、という大会参加者へのメッセージを込めて、卵を大会ロゴとして採用しました。
 自ら起き上がる卵は、各国が自国の主張を押し出し合うフォーラムとしての国連から一歩進んで、各国が地球的・全人類的な観点から問題解決にあたる場と しての国連へと自らを再生させていく姿をイメージしたものです。また、成長過程にある多くの大会参加者が大会において新たな均衡を模索する姿をイメージして、起き上がる過程にある卵には若葉をイメージして緑色を使用しています。緑は極端なもの同士のバランス、調和を表します。さらに生命の復活、発展の精神を示すと言われています。未来を担う若葉たちがその議論を通じて解決すべき諸問題に取り組むことが 持つ意義は測り知れません。

 大会参加者にはこの大会ロゴのもと、再生する国連について考え、自らの更なる成長に繋げていただければと思います。

                                 運営事務局 一同



5.推薦の言葉

今日の世界には、一つの国、あるいは一つの地域内の国々だけでは解決できないさまざまな問題があります。また、国際社会が連帯していくためには、その拠り所となるような理念や行動計画も必要になるでしょう。そうしたとき、国際の平和と安全にかかわる問題から社会経済発展、環境、人権などについての課題まで、全世界的な視野で、全世界のほとんどの国の人々が参加して議論をし、権威のある決定のできる機関は国連をおいてほかにありません。具体的な問題解決のため、世界各地で現地に密着し、現場のニーズに対応した活動をするための中心的な役割を果たすのも国連関係の機関です。

しかし、これらの国連の政策や活動が、どのような政治過程を経て形作られ、どれほどの予算で、いかなる役割分担を通じて実行に移されているのかといった点は、机の上だけの勉強ではなかなか実感がわきません。国連は日本にとっても大切ですが、だからこそ日本が国連においてどのような外交を繰り広げていくのかは、真剣に考えていかなければいけないテーマになっていると思います。さらに、国連の潜在力をより多く引き出すための改革の議論も急務になっています。
 
模擬国連活動は、国連の会議場で繰り広げられる多国間外交を模したロール・プレーを学生たちが行うことにより国際社会の問題解決に取り組む試みです。ここでは教科書だけでは得られない当事者意識や実務的な思考が試されます。お互いの利害を見極めながらも工夫と説得と調整を通じ、共通の基盤を広げ、共通の言葉で合意を表現していこうとする知的作業といってもよいと思います。

 20年ほど前、米国留学中に国連本部を使った本格的な全米大会に参加し、その面白さと有益さに魅了された私は、全米大会に次年度より日本から派遣するチームも受け入れてもらえるように要請し、合意を得て帰国しました。上智大学に復学した私は、緒方貞子教授(当時)のゼミで共に学んでいた仲間たちとチームを編成し、勉強会を始めたわけですが、この活動の素地が今日まで続くほど強固なものとなりえたのは緒方先生からの力強い応援と助言があったからにほかなりません。日本国際連合協会とその学生連盟の協力も不可欠でした。

 こうして始められた日本での模擬国連活動は、後輩たちのたゆまぬ努力と情熱に引き継がれ、いまでは日本の各地で実施され、ここ関西でも活発な活動が続けられています。

 模擬国連活動では、観念的な理想主義は通用せず、他方、現実主義的な発想をもちながらもよりよい方向に向けた集団的な行動の可能性を模索することが求められますが、これはまさに今日、イラク問題で国連と国連加盟国が試された選択そのものといえるのではないでしょうか。安易な国連無用論や米国帝国論を越え、国連だからこそ果たせる役割や国連外交における効果的な意思決定のあり方、さらには紛争や復興の現場にしっかりと役立つような政治決定を行う意義などを考えることがいまほど重要なときはないと思います。こうした問題に体験的に取り組む活動である模擬国連活動に一人でも多くの意識のある学生が参加してくれることを私は願ってやみません。そして、これらの意欲ある学生たちのために関係各位の強いご支援とご指導を心よりお願い申し上げます。


                   大阪大学大学院国際公共政策研究科 教授 星野俊也



6.運営事務局

お問い合わせ先      運営事務局  kmunc05-info@kansai-mun.org

・事務局員

事務総長           井床利世   神戸大学経済学部3回生
                          itoko-t@kansai-mun.org
研究統括           今井和昌   神戸市外国語大学国際関係学科3回生
                          imai-k@kansai-mun.org
総務統括           平井敬子    神戸市外国語大学英米学科3回生
                          hirai-k@kansai-mun.org
総務統括補佐        阿部綾子    神戸市外国語大学国際関係学科2回生
                          abe-a@kansai-mun.org
ホテル会計担当       亀井香織   同志社大学法学部3回生
                          kamei-k@kansai-mun.org
プレス担当          山田貴之   京都大学経済学部2回生
                          yamada-t@kansai-mun.org
会議見学ツアー担当    菅原由紗   神戸市外国語大学国際関係学科2回生
                          sugahara-y@kansai-mun.org
渉外担当           松山香織   神戸市外国語大学中国語学科2回生
                           matsuyama-k@kansai-mun.org
情報処理担当        廣本英隆   神戸大学工学部建設学科2回生
                          koumoto-h@kansai-mun.org